pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

演出力

 昨夜録り貯め消化で見たのです。

 

  WOWOWの『W座』という映画紹介番組(?)でやっていて、出演されている方々も、それほど期待していなかったけど、引き込まれた、とエンディングトークでおっしゃっていました。確かにそれはありますね。物凄く見入りました。

 異種恋愛もので、意思の疎通さえままならない。しかも主人公の女性は声帯を子供の頃に傷つけられて、満足に発声できない。しかしだからこそ・・・という演出が、良いです。

 それから、『愛』というものに情欲を何のためらいもなく含めているところが、日本とは違うな、と。後、伏線として風呂の中で主人公が自慰行為しているシーンがあって、水とかお湯とかに浸っていると、何かそういう欲求が沸き起こる彼女の性癖が、半魚人(?)の彼に対する障害を乗り越えた・・・のかも知れません。

 あと、これはファンタジー作品ですよ。何だかね、途中まではサスペンスな感じで見るものを飽きさせないのですが、ラストは幸せな気持ちになります。

 アカデミー賞を取ったというのもうなづける、解りやすく受け入れやすく、見てよかったという気持ちにさせる作品でした。

 カルボナーラこさえるの、失敗してたから、立ち直れましたよ、ほんと・・・