忘れるといけないので、先に書いています。
昨年結構話題になっていたので、んぢゃ読んでみるかぁ、と軽い気持ちで買いました。アガサ・クリスティへのオマージュに溢れている、という事だったので・・・んで、読み始めて最初は、辛かった・・・何というですかね、作中劇みたいな小説が上巻なんですがね、確かに読んで、あ、クリスティっぽいなぁとか思うのですが、読んでいるうちに、それがあからさま過ぎてイライラしてくるのですよ。ん?
んで下巻になると現実世界の謎が展開されてくるのですが、被害者が嫌なやつ過ぎて没頭できない。まぁこの作品自体が出版業界の嫌なところを暴露している部分があるのですが、ある意味被害者は、そういう出版社事情の被害者とも言えるのですが、それでもやっぱり嫌な奴には変わらない。特に、作中小説がクリスティをバカにしているの?という読感が抜けない。まぁ被害者がそういう奴だからなんですけれども・・・ああ、作品としてはよくできるけれども、なんか、こう、好みに合わない。そして犯人に対して同情してしまう部分もあって、ああ、これが現代の、もにょっとする部分なのかしらん、と思ったりしました。
正直、この作品に土日を費やしたのは、ちょっち後・・・いや、いやいやいや・・・