いつも朝のうちに書いている日記を帰宅してから書くのは、なんか変な感じ。まぁしばらくこれで行ってみます。明日はもう変えているかも知れないけれども。
読んだのはGW中でしたが、何か書くのを後回しにしていました。割と戦時中までは有名なエピソードで、長篠の戦いの前哨戦、籠城を続ける長篠城から徳川家康へ援軍要請に向かった下級武士の鳥居強右衛門。役目を終えて帰還するも途中で攻囲側の武田勢に捕らえられ、援軍はこないと城内へ言え、と言われたけれども、それに従わず殺されたという人物。
その様子が強烈な印象を与えたらしく、子孫ではなく、それを見た、あるいは伝え聞いた武士が指物の絵柄につかったというのが、表紙にとられた磔にされた男の絵。
どうも物語性が付与されて後世に伝えられ、江戸後期には武士の誉れになり、そのまま明治、戦中まで引きづったようです。戦時中の映画にも撮られたようですが、あんまり興行成績は芳しくなかったようです。もう戦争も随分続き、勝利どころか終結の目処も立たず、戦意高揚とかに国民がうんざりしていた様子がわかります。
そういえば神風特攻も戦争継続を国民に強制する為のプロパガンダが最初でしたねー。そんな内容の本です。

ロード・エルメロイII世の事件簿 1 「case.剥離城アドラ」 (角川文庫)
- 作者: 三田誠,坂本みねぢ,TYPE-MOON
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2019/04/24
- メディア: 文庫
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アタクシが購入したのは角川文庫版です。
実を言うと、あたしゃFate世界の価値観に、もにょっている人間なんです。なんかねー、奈須きのこさんの価値観とか世界観が、もにょりの原因だと思うのですよねー。英霊のギルガメッシュがなんで強いのか、納得していないし、古い原初最強という設定も好きになれない(進歩の概念を否定しているのが好みぢゃない)。それならアレキサンドロス二世が最強でいいぢゃん、とか思うのですが(古いし、現代に至るまでヨーロッパから中東、もしかしたらインドまで伝承が伝わる超有名人)、彼が強いとかあんまり聞きませんね。まぁ所詮好みの問題だし、どーでもいいのですが。
しかし謎解き話が主体なら話は別で興味を持っていたのです。んが、同人誌で集める気はなかった。もっと手軽に読みたかったのです(幼女戦記もそう思っていたけど、こっちは読みたい欲求に勝てず、文庫版を待たなかった・・・)
という訳で購入して読みました。ふーん・・・なるほど。んで、あ、そうなんだ。ま、どうでもいいんだけど、それは。という訳で(どういう訳だよ)、一応欲求は満たされました。後は全巻文庫版で出てくれる事を祈るばかりです。
ちなみに、あたしゃロード・エルメロイ二世というキャラクター、わりと好きですよ。ご本人は聖杯戦争に関わりたいようですが、あんな『戦争』なんかに関わらず後進の育成とかする方がよっぽどいいですよキミ。
『図書館の魔女』の影響で『奥義』とか『秘儀』は詐取、詐欺の方便だと考えているアタクシですが(あ