pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

SAN値削れた

 あんまり日常生活では、そんな場面に合わないし、創作物を読んだり見たりしても、慣れというか経験というか重ねると多少の事には動じなくなる、スレっからしになるものですが、久々に、ちょっと来ました。感情移入していたのかな。

 

  いやぁ・・・この作品、可愛らしさとグロテスクが、いい感じに混合していて、それが魅力なのですが、今回のエピソードはキましたね。自分的に。なんつーか、異常な環境で生き延びるのに、非情な判断を要求され、それを嬉々として受け入れていく。そしてそれはある個人の膨大な犠牲の上に成り立っているって・・・うはーん。ク〇だわ。

 その為に集落を滅ぼそうとする存在に、ええ、納得ですよ。しかし同時に、アビスの深部に流れ着いた者たちにとっては、集落は生きるより所であり、唯一の生活の場であり、地上に比べればイカれていても、それなりの秩序、規範が存在している訳で、それを一方的に滅ぼすというのは・・・うはーん。展開も〇ソだわー。

 前後のつながりを思い出せなくて一年前に出た七巻を読み返して、はてさて、どうなるだろう?と思う次第。それを楽しみにまた一年を待つのです。