pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

もうちょっとで読み終わるんやで?

 同時進行で佐藤賢一さんの『ブルボン朝』と『北条義時』の評伝、そして室町幕府将軍、管領列伝を読んでいます。列伝は、まだまだ先かしらん?まぁ他の二冊も忙しくなったら止まるのですが、途中経過ですと、佐藤賢一さんは小説家なので新書で発刊されているフランス王朝史シリーズは題名に『物語』をつけるべきだったかなーっと。個人的な感想に満ちあふれていましてね。それが魅力でもあるのですが、ルイ十四世の項でスペイン継承戦争のくだりに、あ、そんな個人的な衝動で戦争を開始した訳ではなかったろうに・・・とか突っ込みを入れてしまいましてね。十年以上前から『スペイン継承戦争』なる本を読んでいたものですから、こんなあっさりと書かれても切ないなぁ。まぁ通史として、筋さえ解ればいいんだから、面白おかしく書いちゃったら勝ちだよな・・・あ、これは歴史研究書ぢゃなくて、『物語』だったんだーっと、最後のシリーズになって気がつくオイラ。

 今『女好き』で簡単にくくられてしまったルイ十五世の話に入っています。何人も寵姫がいたけど、ほぼ姉妹同士って・・・え?実の姉妹が〇お姉妹・・・しかし一番有名な寵姫ポンパドール夫人が出てきました。まだ読んでいません。読みたいです。

 『北条義時』の方は、意外に父親の北条時政はもちろんの事、割と同調して行動していると思っていた弟の北条時房とも軋轢があったようです。そして最大の庇護者は北条政子。義時にとって最大の味方は、この姉なのでした。あと義時の代までは同時代人は『執権』と呼んでいないようです。『執事』だったようで、義時の長男泰時から『執権』が定着した、と。

 薬のせいで普段よりも睡魔に負けそうです。睡魔に負けなければ、『ブルボン朝』の感想文は明日、書けるでしょう。たぶん。

 

スペイン継承戦争―マールバラ公戦記とイギリス・ハノーヴァー朝誕生史

スペイン継承戦争―マールバラ公戦記とイギリス・ハノーヴァー朝誕生史

 

  何も図柄がないのも寂しいので。この本はお勧めです。第二次大戦期の英国首相ウィンストン・チャーチルのご先祖が大活躍し、議会政治と自らも利用してのし上がった寵姫(アン女王の友人という意味)政治に破れて失脚する話。ルイ十四世最後の戦争でもあります。以前に日記に書いた本をまた紹介してしまった。ま、いいか。