pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

何も読み終えていないのです

 昨夜はしこたま日本酒を飲み、名古屋コーチンの刺身系を食べ、へべれけーんな状態で帰宅しました。はい。何も読み終えていません。珍しく日本酒に対して『甘い』とか言う文句を垂れずに飲んでいましたね。たぶん冷酒にすると辛口に感じるのでしょう。辛口表記の酒しか飲まなかったし。という訳でこれからアタクシの日本酒の飲み方は基本冷酒、基本辛口で参りたいと思います。はい。

 今読んでいる本はアフリカの歴史です。先史時代どころか、全ての類人猿の故郷とも言われているアフリカ大陸ですから、そういう時代から記述が始まっていましてね。今のところ欧米による(リベリアという国の誕生に関わりアメリカ系アフリカ人による現地アフリカ人への抑圧を支援したという意味で、アメリカもアフリカに対して白い手であるとは言えない)過酷な植民地支配と独立への顛末を読んでいます。

 アフリカという土地は人が生きて行くには容易い土地だったのでしょうね。もちろん移住が前提ですが、文字を持たなくても転居すれば食べる事に困らない土地だったので、それ以上の技術を得る必要がなかったとも言えます。同時に指導者の能力によって栄枯盛衰が簡単に起こるので、一つの国家というか集団の寿命は長くても二百年、だいたい百年前後で興亡を繰り返す事になる傾向があります(エチオピアは結構長く王国を続けていますが)

 しかし技術的優位を持つ外来勢力と接触すると途端に危うくなります。最初はイスラム系、そしてヨーロッパ。特にヨーロッパの搾取はヒドイ。その奴隷貿易イスラムも行っていましたが、こちらは家事労働や軍人という用途で、大規模農園や鉱山の消耗品としての労働力として奴隷を必要としたヨーロッパ、南北アメリカ大陸とは規模が二桁ほど違います。

 自らの『文明』の優位を信じ、技術的に劣った存在を導かなければ、とか思うのはどんな『文明』にもあるのですが、まぁ欧米のアフリカに対するそれは、大概ですね。

 だいぶ分厚い本なので読了するにはまだ時間がかかりますが、ちょっと頑張ってみたいです。