pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

十日ぶりです

 自宅で日記を書いているなら、休み中でも書いてもいいんぢゃないかと思いますよね。ですがね、休みの時は、本当にネタがないか、朝から晩まで外出しているかなので、書く事がないか、書く時間がないか、という二択になるので、書けません。はい。

 今年のお盆は運送会社関係の祝日シフトから、うちは結局十日ほどの連休となりました。日にち指定で料金上乗せとなったら開けていても仕方の無い稼業でござります。お客さんも加工屋さんも休みでは、慌てて入荷する必然もない。

 んで8/10はストラトシャウトセッション、8/11は岐阜のアンリミテッドさんでインセインGM、そして8/18は幻想TRPGさんでDDどうでしようコンと、連休最初と最後にTRPGを持ってきたので、これはもう、オセロ理論で連休中はTRPG尽くしであったといっても過言ではない(嘘

 更に8/12と13は妹家族接待、14は高校時代の友人と飲み。15、16は個人的に酒を飲みながら映画やらDVDを見るという・・・はぁ。いや17もDVD見ていたけどな。酒は飲まなかったけど。

 最近では稀に見るやらかし連休ぢゃないかと思うのですが、そうでもないか(そうでもない

 DVDは最近は『水曜どうでしよう』ばかりですので、つまり映画の話にしましょうか。

 

アイアンマン(字幕版)

アイアンマン(字幕版)

 

  先日『ウンベンジャーズ/エンドゲーム』が上映されていたのに、今更かよ、なんですが。今更です。見ていませんでしたから。つまり社長がいかにしてアイアンマンになったかという話ですが、なるほど、人気が出るのもうなづける、いい映画ですよ。ストーリーも苦味があっていいです。なんで今まで見なかったのかな?これから積極的に機会を見つけて見なければならりませんよ(つまりWOWOWで録画する気)

 そして休み中に読み終えたもの。

 

世界史の中のパレスチナ問題 (講談社現代新書)
 

  2012年頃までの話なのであれなんですが、機会があればこの問題を読んでいかないと、よく解らないのです。今回の本で初めての知見は、キリスト教ユダヤ教からするとナザレ派ユダヤ教とでも言えるもので、最初から『秩序を乱す者』として排斥されたイエスの仇討ちみたいに、キリスト教側が福音書の時代からユダヤ教そしてユダヤ人憎しみたいな空気を持っていたということ。

 イエス存命時のユダヤ社会において、イエスはどちらかというと旧来の秩序を脅かす教えを説いていました(階級対立を煽るような感じ。本人にその意識があったかどうかは知りません。ただ貧民、下層民救済を目的にしていたとは思いますが)。その彼を秩序を乱す者として統治者ローマが処罰してもおかしくないのですが、決定的な原因はユダヤの人々にあると主張しているようです。著者は後にローマ帝国キリスト教を国教としたから、キリスト教徒側がローマを悪く言わない為にした、みたいな事を書いていますが。そっかなー?ローマ側から見れば、ユダヤ教徒キリスト教徒も、ローマの多神教を否定し、どころかユダヤ教徒は自らの血族、民族のみの教えでいるのに、キリスト教徒は「誤った教え」の多神教徒を改宗させて、それこそローマの秩序を根底から揺さぶり続けた存在として弾圧されているのですからねー。ま、いいけど。

 平行して塩野七生さんの『ローマ人の物語』を再読していたので、尚更そう思いました。

 後はアメリカのイスラエル・ロビーというものがかなり強力で、つまり世論を形成するマスメディアや上流社会にユダヤ系の支持者が大きく勢力を張っており、アメリカの国益に見合わないイスエラル支持を政府にさせている、という味方が、やはりイスエラル・ロビーによって激しく攻撃されている、という点。

 これではアメリカは仲介者たりえず、最強の軍事力が仲介者にならないならば、中東のパレスチナ問題は今後も解決は遠い、と言わざるえないのでしょう。