pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

いっぱいな週末

 や、書く事が一杯ありましてね。順序良く書きましょう。

 土曜日はダークソウルTRPGキャンペーンでした。あと一回で終わるとこまできましたよ。長いようで短いような。一年半ぐらいですかね?

 日曜日は東京コミティアへ。そしてそちらで知り合いとジビエを食べさせてくれる店に行きました。なんだかんだ言って三時間以上いたよな?赤葡萄酒の趣味が良いのです。カーニヴォを辞めてみた、と店の方が、おっしゃっていたのが大変残念ですが、飲み安さの中に力強さというのか、飲み応えというのか、ああもう説明できん!!そんな美味しい葡萄酒が飲めました。鹿も猪も旨い!!11月の東京コミティアに受かったら、また行きたいですね。

 そして読み終わった本です。

 

宝石の国(10)特装版 (プレミアムKC)

宝石の国(10)特装版 (プレミアムKC)

 

  こっちを購入してしまったので、仕方ない。そして主人公、ツライ。なんかねぇ、孤立しているのですよねー。最後壊れたかね?大丈夫かね。親友だと思っていた奴が、実は後ろ側の人格に釣られていただけで、主人公の事なんか、いいや!!って結婚相手まで見つけちゃってさー。らぶらぶでさー。まぁいいのですが。

 疲れ果てた主人公。どうなるのかね?楽になれるのかなぁ。

 

鎌倉府と地域社会 (同成社中世史選書)

鎌倉府と地域社会 (同成社中世史選書)

 

  読んだのかな?読んでいないのかな?いまいち自信がありません。南北朝から室町期にかけての、つまり室町幕府の関東支配機関である『鎌倉府』とその周辺の論文集なのですが、面白かったのは、『江戸』の事かな?もともと江戸郷と呼ばれる地名は、現在のお茶の水駅周辺であったらしいのですが、この辺りを平安末期に支配した江戸氏が次第に周辺に影響力を持ち始め、江戸氏の支配領域も『江戸』と称するようになったのではないか?といいます。浅草寺に象徴されるように、と言うか、古代から中世において寺院が存在する場所は交通の要衝と決まっているのですが、その立地から太田道灌による江戸城拡張が行われ、戦国期に小田原北条氏によって北、あるいは東への出兵、防衛拠点として整備されたので、決して徳川家康が寒村から築いた都市空間ではない、という事ですネ。

 あとは上杉禅秀の乱で衰退してしまった犬懸上杉氏は、山内上杉氏とともに嫡流とされ、乱で衰退しなければ関東全体に婚姻関係を張り巡らせた巨大勢力に成長していたかもしれない、と。山内上杉氏には当時、そこまでの婚姻関係を広げる子女がいなかったそうなので。たぶんこの頃って役職が家職になる過渡期になっており、数十年単位に関東管領職にあり、そして鎌倉府政府の長老となっていた上杉禅秀の父親の存在が、犬懸上杉氏に仕えるものや、親族関係者に利権を与えたものの、役職から外れた途端に利権からあぶれてしまう。あるいはその巨大な勢力を当時の鎌倉公方足利持氏に警戒された為にクーデターを起こし、一端成功したものの、幕府が持氏支持を打ち出した事で形勢逆転で滅亡した、ともいいます。

 面白いですね。

 もう一冊読み終えているのですが、それは明日に回します。あんまりたくさん書いても、またネタに困ってしまうしネ。