pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

実は映画を見るつもりだったのですが

 昨日、ゴシックホラーちっくなブラウザゲーを始めてしまいまして、それの行動点がなかなか尽きてくれなくて・・・もういい、寝るっ、と寝てしまい、ユアン・マクレガー主演の『大人になったボクとプー』だったかな?は見ていません。

 読み終えた本はありましたが・・・なんか、ちょっと求めていたものと異なっていたので感想を書くことは見送りました。ムガール帝国のシャー・ジャハーンの宮廷で起きた大臣殺人事件をネタにした、抗争劇なのかな?謎解き要素は、そんなに分量がなく、インドでは宗教的な聖人が殺害された例は滅多にないそうですが、ほぼ唯一らしいペルシア出身のイスラムの聖人がアウラングゼーブ帝に殺される顛末も絡めています。

 その時代って以前、陳舜臣さんが『インド三国志』みたいな題名で書かれていた筈・・・自分は未読ですが、未完という話も聞いた事があります。

 アウラングゼーブはインド北部、中部にかけての最大領域を持ったインド初のイスラム王朝ムガール』帝国の最大版図を確保した皇帝ですが、余りにも牢固なイスラム教徒で多数のヒンドゥ教徒を差別、迫害し、結局莫大な借金と反乱祭りの帝国を残し、彼の死後ムガールは急速に衰退していくというアレな男です。本人も晩年はやらかした事を後退したとかなんとか言いますが、あんまり詳しくない。

 その小説の後書きにも、ムガール帝国の日本語書籍ってあんまりないと書かれていましたが、確かに、十数年前に自分も愛知県図書館で借りてムガール関連の本を読んだ憶えがあるのですが、内容は憶えていない・・・うーむ

 ムガール帝国創始者はティムールの一族に連なる者で、ムガールもモンゴルが訛ったものらしいです。あ、ティムールはモンゴルの中央アジア『ウルス』の豪族から身を起こした人です。チンギス・カンの一族の末裔の婿になった資格で覇権の正当性を担保しましたが、正妻の息子は早死に、孫にも伝えられず、まぁティムールの帝国が支配の正当性を担保できずに百数十年が瓦解する理由の一つでもあるのですが。

 あら、気がつけば結構な分量を書けましたね。

 今夜は『水曜どうでしょう』のアラスカ縦断エピソード、つまり七話三時間半を見る予定デス。起きていられるかな・・・はい。