この映画の原作コミックみたいなものを知人にチラッと見せてもらったような気がします。
ロールシャッハが割と好きです。あと、『ヒーロー』とか言いながら、だいたい皆、普通のメンタリティの持ち主ばかりで、つまり挫けたり、拗ねたり、自暴自棄になったり、不倫したりね。アメコミヒーローって、なんかこう、凄く泥臭い部分が強くて、日本の特撮ヒーローものが、凄くお上品に作られているのとは対照的な気がします。日本にもそういう、行きすぎた正義感みたいなヒーローものってある事はあると思うけど、自分が見ていないのか、もしくは湿っぽくて受け付けなかったか。
しかしこれ十年前の作品かー。たぶんその流れで原作をちょろりと見せてもらったのかな?
完結しました。なるほど、そういうオチというか解決なのね、と。切ないほど「幸せになりたい」という人々が殺されてしまったのだなぁ、と。そして殺した相手は「幸せになりたい」人々を否定する事で自我を無意識に保とうとしていたのかも知れない。そしてルポルタージュを書いた記者自身も、「幸せに」なりたくてあがいている。幸せな足掻きっていう言葉が何となく浮かびました。
こういう切り口で見せてくるのね。なるほど。だから自分はこの著者の作品を気に入っているのだなぁ、とぼんやり思いました。
こっちはまだ完結してませんよ?衝撃の告白をしたけど、なーんか創設者の片割れは、なーんかこの世界をぶっ壊そうとしているみたいですよ?終盤で『あの世』で異変が起きているしナ。というか、作品中の世界というか,社会の秘密についてまだ何一つ語られていないという・・・九巻目ですよ?そろそろばらしてもヨクッテヨ?(チラッ