pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

見たのは二日前と三日前です。

 気になっていたのですが、これ各話一時間未満ぢゃん。つまり今のオイラが見るには最適な時間、という事でポチッとな、してしまいました。

 

  購入したのはBDですけれども。この作品、気になっていたのですが立ち位置がよく解らなくて、ずっと及び腰になっていたのです。んで改めて調べてみると主役の声を当てているのが大泉洋さんでして、あ、ぢゃあいいか、というそんなノリ(いいのか

 プロ自転車レーサーとして自転車ツール試合に参加している主人公が、故郷の街がゴールになっているステージで、ま、レース中の投入はそちらに没頭しているので、故郷に残っている人々が、特に当日結婚式の兄があれこれ回想したり、している話です。「自転車はあいつに取られたが、あいつはカルメンをオレに取られた」お互いが兵役に服している時に、それぞれやらかして、んで主人公はプロの自転車レーサーになって故郷を飛び出していったと。

 いや、まぁ切ないっちゅうか何ちゅうか、勝負の綾で主人公はステージで勝利しますが、ま、肉体を酷使する自転車レーサーですよ。色々とケアしなきゃならないから故郷の人間とも(本人の意思もあるけれど)会わない。それをムリムリ兄貴とその結婚相手で元恋人と、叔父と酒場の親父がやってきて、色々言っていく。皆彼を称えるのに、主人公は始終仏頂面で「くんな!」たぶん皆解っててやっているのでしょうね。

 主人公はここにはいられない、いたくもない。けれども様々な想い出はここにあるってんで、やっぱり故郷に敬意を表す訳です。

 自分好みなのは芝居が抑制傾向で、例えば兄役は筧利夫さん、元恋人は小池栄子さんなのですが、途中まで声の個性が出てこない。後半になって、はしゃぐ声に小池さんの特徴が出るのですが筧さんは、最初から確認していないとムリでした。

 その点大泉さんは最初っから声が解りました。凄いね、この人の個性は。

 四十数分の自転車レースの物語に色々な思いが錯綜し込められているなぁ、と。

 いい作品です。

 

 

  んで、こちらはその続編。舞台は日本、栃木県。雨。前作はからっからのアンダルシアがレースの舞台でしたが、今度は雨です。そして凄く美しい。難点は、前作のイメージが強い音楽なので、若干違和感。

 今回は自殺した名レーサーが発見されたシーンからでした。ま、マラソンもそうだけど持久力勝負は自分自身との戦いでもあり、そういった面が強調されたドラマでした。今回は声優として活躍されている方が複数参加しています。そして藤村Dや嬉野Dも声優参加・・・結構はまってますね。

 動きも美術もいい映画です。自転車レース・・・そういえば二十代初めの頃はNHKがツール・ド・フランスの解説番組というか、NHK特集とかやっていてそれを良く見ていましたね。凄い世界だなぁ。いいなぁって。今もやっているのですかね。あの番組は面白かったのですよ。そんな事も思い出しました。