pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

今日は文章の日

 昨夜は眠たくて眠たくて、午後10時過ぎに床につきました。とはいえ、その後読書してしまったので就寝したのは午後11時過ぎぐらいなんですけど。父親が飲みに行ったので今日は飲みます。白葡萄酒です。母親に飲まれる分を考えると・・・二本・・・いやムリだな。なので一本は開けた後、栓ができるものにしておきます(飲む気

 さて読み終わったもの。

 

オーブランの少女 (創元推理文庫)

オーブランの少女 (創元推理文庫)

 

  あ、表紙が購入したものと違う。と思ったらナゼか二重に。つまり表紙カバーが二つ重なっていまして、外側は「カオミン」という方のどちらかというと漫画系のイラスト。内側は「牧野千穂」という方の絵画系のイラストになっています。どちらもいいのですが。

 短編集です。表題の作品の他、ほぼ全て少女が主人公になっています。煽りは「怖く哀しく、愛らしい、絶望的な少女たちの短編集」ですが、そこまででもないよ?と茶々を入れます。ホラーぢゃないし。登場人物全てが不幸になる訳ではないし、幸せを勝ち取った、と思っても後日譚的な物語で・・・な感じになったり。煽り文句のようには、一筋縄ではいかないところが好みです。特に好きなのは「大雨とトマト」ですかねぇ。なんか読後に、にやにやしてしまいました。自分がこういう表現をするのは、最後の最後で意表をついてくる物語を読んだ時でして・・・ええ、読んでみて下さい。ホラーぢゃないですから。

 

しゃぼん

しゃぼん

 

 

  あ、文庫版は集英社なんですね。借りて読んだのでソフトカバー版です。表紙はこの絵。女性目線の性的なエピソードといっていいのかな。呆れるようで、痛々しくて、微笑ましくて、何だか「仕方が無い女たちやなぁ」とか呟いてしまいそうな短編集ですね。あ、名古屋が舞台ぢゃないですよ、念の為。

 どうにも吉川トリコさん描く「どうしようもない女」にアタクシは弱いようです。自分が一番好きなアニメの女性キャラは「カウボーイビバップ」のフェイ・ヴァレンタインなんですが、この女もどうしようもない奴ですね。ここまでどうしようもないのに、最終回で、ああーんな顔されたら、もー!もー!もー!ってな女です。そういうタイプの女性?少女たちの物語・・・みたいに思えました。ああ、危険だぜー。