pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

昨日は即位式でしたかね?

 ほぼ気にせず、個人的オクトーバーフェストでクラフト麦酒をゆっくりまったり、買物や散歩も繰り返しながら八時間ほどやってきました。日中から酒が飲めるところが名古屋にも増えて幸せだす。

 しかしまぁ、読み終えた本も多いので、そっちをやっつけてしまいましょう。

 

  あ、画像出ませんね。南北朝期、絶えず劣勢だった南朝勢力において、唯一九州において、ほぼ十年間優勢であった勢力が、懐良親王を頂く菊池氏などのグループだった訳ですが、その評伝です・・・が、少し読みにくい・・・。同じ事柄を何度も繰り返す表記法は、いただけません。

 内容は、看板である後醍醐天皇の息子である懐良親王が幼少期から旗印として担がれ、しかし劣勢である故に九州に辿り着くのも数年かかっていますし、勢力を伸ばしたのも北朝を支える室町幕府の内紛『観応の擾乱』という敵失に旨く乗る事ができたから、と言えるでしょう。

 特にキーマンとして足利直冬と彼を支える少弐氏勢力の動向が注目され、彼らが足利尊氏、義詮父子と敵対しているうちは九州で優位を保っていました。ところが少弐氏が幕府に下り、最終的には今川了俊に謀殺されてしまうのですが、その時点になると九州南朝の有力勢力である菊池氏でも中心人物が亡くなり、勢力を支えられなくなり、自ら戦う人物でもなかった懐良親王も引退し、南朝は九州においても退勢となります。

 気になったのは、幕府との利害対立が起こらないと、基本的に武士たちは南朝にはつかないのですよ、北畠顕家新田義貞が戦死してしまった、つまり軍事的に南朝の劣勢が決定づけられてしまった時点から。しかし菊池氏は何故、その退勢であった南朝の、観応の擾乱で幕府が内紛になったからと言って懐良親王を頂く事にしたのか?まぁ足利勢力が危機に瀕していた時、九州で奇跡的大勝を得て息を吹き返した合戦の、つまり足利氏に負けた側が菊池氏でしたから、今更幕府に従えないって思ったのでしょうかね?

 

 

ノラガミ(21) (講談社コミックス月刊マガジン)

ノラガミ(21) (講談社コミックス月刊マガジン)

 

  自分、悪役って結構好きなんですが、このマンガの「とと様」ほどイヤな悪役ってないですね。人にとって嫌らしい部分を的確に突いてくるって感じで、「〇ね」と思った悪役なんて、最近では貴重ですよ。読んでいる最中、ほんとに「〇してやれ」「夜卜がんばれ」「ああ相手の思うつぼぢゃーん」「とと様、〇ね」と何度思った事か。読んでいる最中はムカツクのですが、終わって思い返すと「いい悪役」ってこういう憎んでもあきたらない奴の事なのかなぁ、と思ったり。いいキャラですよ、ほんと。

 次巻も楽しみです。

 もう一冊ありますが、それはまた明日にしやう。