pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

うげ

 37.7度ですよ、体温が。うほ。風邪ですね。この後医者に行って帰宅したら、とっとと寝ます。今夜は二時間半ある三谷幸喜さんの舞台、録画しておいたものを見ようと思っていたのですが、それどころぢゃなくなった。熱下げないと日曜日に上京できないぢゃん!!これは寒気のせいですな。自室に暖房入れずに過ごしてばかりの今冬だったので、タイミングを逃しました。ひー。

 昨夜もちょいと調子がアレだなぁ、とか思っていましたが髪を洗っちまったし、これも後半は倍速でしたが、見ちゃいましたね。

 

カメラを止めるな!

カメラを止めるな!

  • 発売日: 2018/10/27
  • メディア: Prime Video
 

  話題になるのが理解できましたが、書いちゃうとネタバレになっちゃうから書けません。一言書けるのは、二重の意味で『カメラを止めるな!』だったなぁ、と。前半の主役が後半になると脇になっちゃうとか、こういうのありなんだ・・・あと、伏線回収しているラストって、ああ、こういう事なんだ。

 まぁ生放送というのは危険がいっぱいで、ホラーネタ以上に『カメラを止めるな!』でしたねぇ。

 

 

伊豆の踊子 (新潮文庫)

伊豆の踊子 (新潮文庫)

  • 作者:川端 康成
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2003/05/05
  • メディア: 文庫
 

  先週金曜日は『伊豆の踊子』のみの感想でしたが、他に三篇あったので、ざらっと感想を書くと、昭和の前半ってそういう趣味の時代だったのかな?と。何故かというと、内田百閒の『サラサーティの盤』(だよな)もそうなのですが、幻想的だけど、ややホラーチックでグロテスクなイメージが作品にこめられている気がするのです。

 『伊豆の踊子』は綺麗なイメージを綺麗なまま・・・って思うけど、この作品にも何か人間的な、どちらかというと黒い感情の気配がチラチラ見えます。まさに気配だけなので、『抒情的』だの『青春』だの、きれいごとスキーの好みそうな煽り文句で彩られているのですが・・・著者本人は、どことなく面映ゆかったのではないですかね?と想像します。

 これはアレかな?終戦によって自分たちの価値観が壊れていくとか、終戦前なら社会全体が熱狂の末に破滅に向かって真っ逆さま(当事者にそんな意識はないと思いますが)みたいな印象が、作家さんたちの感受性の中にあったかなぁ、とか思ったりしました。

 はい。次は米澤穂信さんの新作・・・来週は読むかなぁ。今日と明日は、もう寝てますが。