pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

コンベンションが中止になっております

 新型肺炎の絡みで、巷でもイベントやコンサート、試合等々が中止になったり、観客なしでの開催になったりしておりますが、TRPGコンベンションも中止を告知されております。そして同人誌イベントも場合によっては中止。前日の12:00までに結論、とか言うお知らせが入ってました。この書き方は・・・返金なしだよな。そうだよなー。会場押さえるのってタダぢゃないもんなー。

 昼間のツイッターでもちょろりと書いたけど、つくづく人間って『噂の奴隷』になりがちだよなーっと。消費税増税で冷えた景気が、新型肺炎で追い打ちを受けておりますが、観光業とか交通機関ぐらいかなぁ、と思っていたのが、どんどん影響が拡大しております。致死性は低いとみられていますが、なんぢゃろね?一種のパニックなのかな。

 とはいえ、こういう風にタカをくくっている自分みたいな人間が、真っ先にグッバイという可能性もゼロではない訳でして、ただただ用心のしすぎで3月倒産が増えない事を祈るばかりです。

 この週末は土曜日にスウェーデン産TRPGを私家翻訳して冊子化された方が(もちろん個人で楽しむ用ですが)GMして下さって、ループなんちゃら・・・というTRPGをやりました。題名を憶えていないという(あ

 八十年代のローティーンになって大人が鼻で笑うけど、実は大事件になっちゃう!!というものを解決するというTRPG。リアル八十年代少年期の自分からすると、ああ、こういうのもありましたねーみたいな。ただ他の方は十歳ほど若いとか、生まれているけど物心ついていないとか、そんな方々ばかりだったので、あんまり口に出すと老害になりそうだったから言いませんでした。それに自分が知っている八十年代は日本のソレだしね。知らなくても十分楽しめるし。ルールも簡単で面白かったデスよ。

 んで日曜日は布団を干しながら半分寝ていました。暖かかったし。んで読んだり見たりしてました。

 見た方。

 

バイス (字幕版)

バイス (字幕版)

  • 発売日: 2019/10/09
  • メディア: Prime Video
 

  ハパブッシュの時代は国防長官、息子ブッシュの時は副大統領になったチェイニーという政治家の人生を描いています。んが感動的物語ではなく、どちらかというとブラックよりコメディ。まぁイラク戦争大量破壊兵器があったから侵攻しちゃえ!!って旗を振った一人ですからね。

 人物的にはお定まりのアルコールと暴力に潰されそうな青年期を、恋人の助けと脅迫で乗り切り(三度目はないって言われている)、政治家のインターンになって政治の世界へ。共和党ラムズフェルドという政治家(彼は息子ブッシュの時に国防長官になっている)の下につき、勉強し、なんやかんやで頭角を現わし、演説下手だったけど、頭が良くて上昇志向の恋人→奥さんに助けられ、下院議員に当選。院内総務(って下院もあるのかな。まぁ下院における共和党代表者みたいなもん)になり大統領予備選にも立候補できる立ち位置になったけれども、同性愛者である事を告白した末娘を政敵から守る為に政治家キャリアを断念。企業のCEOに迎えられた後、息子ブッシュに副大統領候補にならないかと誘われますが・・・え、副大統領ってお飾りのだと思われているの?割と次期大統領候補になりやすいイメージですが、たぶん大統領のスペアみたいなものだから、仕事らしい仕事もなく敬遠されるのかな?

 しかしそのポストにいる時に3.11に遭遇。経験の浅い息子ブッシュに変わって主導権を握ります。

 リベラルからすると侮蔑や憎悪の対象になりがちなのでしょうが、同性愛者の娘さんを守る為に自らの政治キャリアを捨てるという行動が、権力亡者とは言い切れない人間らしさを示して、こういうコメディタッチの脚本になったのでしょうね。

 しかしハリウッド俳優って凄いね。主役を演じた人も凄いけど、息子ブッシュを演じた人、顔立ちはまったく違うのに表情のつくり方とか、雰囲気とか、ああ、あの人こんな感じだったよ!!と一目で解る演技力。ぱ、ないわ~。

 あ、読んだ方は明日に回します。