pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

咀嚼は負荷がかかるようです

 心臓にです。

 土曜日、そして今日夕方と父親が母親に面会してきました。病状は良好な様子で機械ははずせそうだとの事。ただ金曜日から今日まで、お粥ぐらいしか食べられるものがなく、本人、口が寂しいのか、父親にお菓子を要求したようですが医者に止められました。咀嚼は自分たちが思っている以上に力がかかるものらしく、弱った心臓には負荷となるようです。

 そのせいで痩せたようですが、元より太っていたので(体重が自分と同程度だったかな?身長は若干低めですが、筋力の衰えている七十代ですから、体重の大半は・・・まぁ、ねぇ?)、少し痩せるのもいいかも知れません。

 さて、6/11に発売になって事をツイッターで知りつつも、6/12(金)は母親の緊急搬送でバタバタしてしまい、土日は嵐のような雨で外出せず(というか、TRPGボドゲ、人様と遊びに行く以外の土日の外出は、ほとんどしないけど)、今日の昼にようやく購入しましたよ、はい。

 

  領地、備中国荏原郷でのエピソード開始です。応仁の乱の余波が地方に及び、新九郎の備中守家の台所事情が苦しくなってきた頃、隣国備後で西軍側の蜂起が起こったので、東軍に与している守護山名是豊(父親宗全との確執により東軍に属している)が在国して制圧するのを受けて、まぁ戦乱に領地が巻き込まれないようにする為に領主名代として新九郎が荏原郷へ行く、という事なのですが、案の定、平時では機能していた在京、在国の役割分担のバランスが壊れつつあるようです。

 Wikiとか見るとこの年齢の時は荏原郷で『平盛時禁制』を発行したらしいですが、確実な資料とは言えないようです。伊勢氏は桓武平氏の流れですけれども、『平盛時』という名乗りは彼以外にもいるでしょうからね。
 となると、ゆうきまさみさんのオリジナルエピソードになる訳で、ほんとかどうか解らないけれども、新九郎ならやりそう、という話を紡いでいただければ、大変嬉しいデスね。

 しかし・・・荏原って現井原市に含まれているのね。もっと岡山よりかと思っていたけど、ちょいと西に行けば広島県福山市。巻冒頭で現在の井原市はデニム生地の産地って書かれていた時は、えっ?今も産地だっけ、と失礼な事を思ってしまいました。いや、デニム産地は今昔、っていうイメージがありましてね。やっているとしても高級生地を年間何キロメートル生産しているのだろうか?アタクシが扱っている作業服系の会社はたぶん海外生産のお安い生地を使用しているだろうし、かつてはうちも高級なデニムパンツ、つまりジーンズを扱っていましたが、もはや年間いくらだよ?って言う商いなのでメーカーから『取引停止していい?』と言われて、いっすよ、って返事したぐらいだもんな。

 大学卒業してから二年ほど、今は福山市なんですけれども、井原の隣にあった神辺町でお世話になっていた事がありましてね。意外なところで知っている土地が出てきて驚きました。ふわぁ。

 第五巻では、ちょろりと活動した新九郎を煙たがる在地親戚が『落馬』を画策してくるそうで・・・きな臭いですな。次巻も楽しみです。