葬儀が終わると、胡蝶蘭の鉢(二つも)や百合の花束を略式祭壇と一緒に渡されましてね。四十九日までは遺影と骨壺を自宅で祀るので、そのセットなんでしょうが、花を愛でたり飾ったりする風習の人間が不在の家なので、鉢はともかく、いただいた花束を飾るような花瓶はない、と父親が申しております。せいぜい一輪差しぐらいだもんなぁ。なのでバケツやらなんやらに花を生けてある状態で、日中は人がいなくて閉め切った自宅ですから、帰宅して扉を開けると花の香りが凄い事に。時間の経過とともに収まるでしょうが、まぁ仕方ない。いや、香りの強い花は好きですがね、ここまで存在感をアピールされると、アレですね。
さて母が亡くなる前日までに、この映画をWOWOWで録画して見てました。
恋多き乙女だったママーンが同時期前後して三人の男とベッドインしては別れ、くっついては別れして、結局実の父親が解らない状態で『一夏の恋』状態の三人には知らせずにシングルマザーで、ギリシアの島で暮らし、なんとかしてホテル・・・を開業。娘が若くして結婚するに際に、娘は娘で「会えば解るはずよ!!」と三人のパパーン候補を結婚式当日に招待するという、ミュージカルです。
続編は、ママーンが他界した後、ホテルをリニューアルオープンする娘ですが、夫はホテルマネジメント業研修でNY。んでいいホテルにスカウトされたから、こっちでやってみたい、なんて事を言われて・・・そんなミュージカルです。
全編アバの楽曲が使用されていて、ラヂヲからしか聞いた事がない『にわか』なアタクシでも半分の楽曲は解るしサビが歌えるという・・・何ともすげえポップアーティストだったんだなーっと感心してしまいます。
若い頃のママーン役の方よりも、「花嫁の母」年齢を演じているメリル・ストリープの声の方が、アバの曲には合うかなぁ?とか思いましたね。好みの問題でしょうが。
しかし、そのメリル・ストリープの母親役にシェールが登場して、アダルティな声でアバの曲を唱うのですよ。あの方、確か七十代よね?すげえなぁ。パワフルなグランマだし、枯れていないし(そういう役だけど、そういえメイクだけど、七十代には見えない。十分女性なのです)
ミュージカルだから難しい事を考えて見なくていいんです。はい。
ま、その翌日にアレが飛び込んできて、それどころぢゃないのですが。アタクシは父親のサポートでござりますよ。財産管理しているのあの人だしナ。