pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

そっか

 PCでDVDを見れば、サクサク見れてしまいますな。自室にこもっているコロナ期にぴったりの過ごし方ぢゃないですか。しかし大きな画面で見たいというのも人情ですが。そんな訳でこの土日にポワロものの一時間半ドラマを計・・・六本?見ました。いや、八本か。すごいな。印象に残ったのはコレです。

 

名探偵ポワロ ニュー・シーズン DVD-BOX 4

名探偵ポワロ ニュー・シーズン DVD-BOX 4

  • 発売日: 2012/05/02
  • メディア: DVD
 

  『オリエント急行殺人事件』で検索すると、映画版がずらずら出てきたものですから、ドラマの『オリエント急行殺人事件』が収められているDVD-BOXを引っ張ってきました。アタクシが見たのもコレです。

 つまり何度も映像作品化されているものですから、だいたい皆、ネタは解っている。という事は他の作品とは異なった切り口、演出を見せなければならない訳で、このデビット・スーシェ版ポワロ作品では『殺人を容認しない』ポワロの苦渋が描かれているとアタクシは思いました。原作では、ポワロは・・・った事にしているので、〇〇する訳にはいかない。しかしたぶん最終回の『カーテン』への伏線的な含みを持たせているのだと感じました。うろ覚えだけれども、死期を悟ったポワロが犯人を〇〇しちゃう話だった筈。

 順調にこなせば今週末までにはデビット・スーシェ版ポワロの最終回まで見る事になるでしょう。八年ほど前に完結してしまっているシリーズですけれども、見終わるのが惜しい気分にもなります。

 

 

ゴールデン・リバー(字幕版)

ゴールデン・リバー(字幕版)

  • 発売日: 2019/11/22
  • メディア: Prime Video
 

  元の題名は『シスターズブラザーズ』で、そっちの方がいいよねーっとWOWOWのW座の方々も申しておりました。アタクシもそう思います。水中の金だけを分離する化学式を発見した男が、ギャングまがいの実業家から追われ、それを探す男と、それを始末しようとする『シスターズブラザーズ』のロードムービーなんですが、なんかこれがね、妙にコミカルでして、そしてミイラ取りがミイラになるわ、化学式を発見した男と、探す男は殺され(そのシーンを転た寝して見過ごした)、シスターズブラザーズの弟の方は爆発か何かで腕一本を失い(そのシーンも転た寝して見過ごした)、やられるよりは逆襲だ、と自分たちの雇い主たる実業家の元に向かうも、なんか途中から追撃の手が緩み、たどりついたら実業家は亡くなっていて葬儀の真っ最中だと(死因は語られていないけど、たぶん自然死)。

 あっけねぇなぁ、と死に顔を見た後、死人の顔を拳で思いっきりぶん殴るとか、オイオイ・・・ラストシーンはシスターズブラザーズは飛び出した母親の家に戻り、子供の頃使っていたベッドで眠るという・・・なんかこう、人を食ったような作品でしたね。凄腕だけどちっとも格好良くないシスターズブラザーズ。酒に目がなくて野放図な(二日酔いで馬に乗って、おろろんとリバースしたりする)弟。昔の女(恋人未満くさい)のくれたスカーフ?ショーツ?を後生大事に持ち歩き、娼婦にもそれをもらった時の演技をさせ(この辺がアレだけど)、優しく相手をしようとするから女の方が戸惑って拒否られるとか(たぶん優しくされると商売と割り切れなくなるのだと思う)、殺し屋なのですが、なんか憎めない連中なんですよねー。

 面白い西部劇でした。たぶん今西部劇を描くと、荒唐無稽な話か、こういう少し惚けたものになるのでしょうねー。

 明日は読み終わった本の事を書きたいなぁ。