pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

週が変わっても

 まぁ暇です。四か月ぶりにやってきたメーカーの営業を受けたら、他は・・・細かい仕事はあるけどね・・・

 という事なので、またもや仕事中に日記書きですよ。

 土曜日は久しぶりに飲酒が化け物な方たちと宅飲みしました。三人で赤葡萄酒五本ですよ。とーなってんの?美味しかったけど。案の定日曜日は何の役にも立ちませんでした。朝から転寝を繰り返すばかりですよ。まぁおかげで読書は多少なりとも進みましたが(ほんとに読んだのか?

 

  これは、あともうちょっとで読了するものです。著者の方はアタクシ大変信頼していますけど、誤字が多いな。目についたのは信孝とあるべきところが信忠になっていたり、秀勝とあるべきところが信勝になっていたり・・・これは校正?編集?どっちのせいぢゃろ。ああ朝〇なのかー・・・いや新〇はアレだけど・・・アサヒソノラマは好きだったけど・・・まぁいいや(いいのか

 なんだか、ほにゃにゃらしていた『本能寺の変』後の、つまり秀吉の天下人への階梯を時系列に一次資料を中心に描き出しています。なので、『清須会議』は最初から光秀を討った事で発言力が増した秀吉主導で行われたこと、その秀吉軍と共同して光秀を討った、本来なら信長子息の序列では三番目であった信孝が『次男』信雄を差し置いて発言力を増したこと。その為、織田家跡目は最初から信忠子息三法師と決まっていたけど、その後見役に(領地争いもあり)信雄信孝が譲らなかった為、宿老合議で三法師後見を行うと決まったこと。

 しかし各地で転戦している織田家宿老が一堂に集まる事はなく、領地分配で山城国、つまり京を抑えた秀吉の優位は揺るぎなく、これに反発する勝家と信孝が秀吉の対立し、まず敗退。

 次に織田家家督に擬せられても秀吉の権威が高まる一方である事に危機感を抱いた織田信雄が北条氏と和睦し信濃、甲斐に勢力を拡張させた徳川家康と結んで秀吉と対抗。一進一退の攻防が続きますが、信雄家康側は秀吉の後方撹乱は失敗。逆に秀吉方は信雄と家康の同盟者である北条氏の敵対者と同盟を結び、つまり北条氏が決戦に参加できない状況を作り出します。決定打のない消耗戦の中、織田信雄が音をあげ、まず屈服。その後家康もひとまず和睦しますが(人質を差し出す屈辱的な形で)、再び対立。しかし状況は家康不利のままで推移し(配下の国衆の離反。何より重臣石川数正の秀吉方への出奔は痛い)、結果的に秀吉義弟となり官位でも秀吉の下になる事で屈服します。

 その後の九州討伐まで読んで、読了あと一歩なんですけれどね。まぁね。

 理解していたつもりだけど改めて時系列で並べてもらえると解り易いですね。

 

 

開化鐵道探偵 (ミステリ・フロンティア)

開化鐵道探偵 (ミステリ・フロンティア)

 

 

 はい。昨日読み終えたのはこっちです。明治十年ぐらいの、日本で鉄道建設している時代の探偵ものです。書いていらっしゃる方は鉄道会社にお勤めらしいです。作家活動は五十代半ばを超えてから・・・すげいな。でも文章は新鮮です。ずけえな。

 こうやってみると、大変だけど、兼業作家さんって別の世界もみていらっしゃるから、専業作家さんとは異なった味があるのかも・・・あ、個人的な好みの問題かな?自分の好きな作家さんって半分ぐらいは兼業だった(あ

 明日図書館に行けたら、この作品の続編を探してみようかと。つまりそれぐらい面白かったです。