pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

バタバタしていると

 書くタイミングがなくなりますね。まぁ職場で日記を書くな、という事なんですが。

 しかしね、自宅にある本とか思い出しながら書く訳ですよ、はい。ん・・・そうだっけ?(オイ

 

 

  どんなもんかなぁ、と思ったら研究者の感想みたいな本でした。つまり、根拠よりも感性で書かれたもの。推測が多いという感じ。しかし状況証拠が多いとはいえ、あ、そんな感じかも、と思えたりするのが面白い。

 奈良時代までは土地収入を基盤にしていた豪族たちが、平安京へ遷都されたあたりから奈良盆地を離れざるを得なくなり、より政府からの給付に頼る官僚らしくなったという説は、なかなか面白いです。あと、平城、嵯峨朝から学問を収める事が高級官僚の必須になったり、そう規定したら今度は学力不足の連中が多くて国司の員数をそろえられなくなったからって、制限を緩めたりしている(このあたりは奏上文で残っていたりする)

 あと、摂関政治の開始とも言われる藤原良房が特例と考えられていて、と、ここで皮膚科に行って帰ってきました。関係ないけど。足の裏にイボがありまして、そろそろ五か月かね?もうちょっとで完治という感触ですな。

 それはさておき血統では文徳天皇の年長の皇子たちよりも勝った清和天皇ですが(父方はもちろん母方でも嵯峨天皇の孫にあたる)、病弱な文徳天皇の後継者として幼少の彼では心もとないと貴族階級には批判もあったようで、それを補佐し、文句を言わせない為に、箔付けで外祖父たる藤原良房太政大臣を与え(最高位と言いながら与えられる基準も職能もあやふやだった)、臣下でありながら摂政になりました。これも幼少の清和天皇を補佐する事が目的であり、臨時処置ととらえられていたようです(と、今読んでいる清和天皇の評伝に書いてあった)

  あと、藤原氏VS他氏族みたいなとらえ方で平安初期の政変は語られるのですが、事はそんな単純な話ではなく、藤原氏同志で結束、なーんてのはあんまりなく、むしろ政局争いでは藤原氏どころか兄弟間でも争っていますからねー。

 今後の研究深化に期待です。

 

  新刊が出ると、さて前巻はどーだったかな、と考えながら読み始めて、中盤で思い出し、終盤で、あ、ここまでかいな。もっと続きを読ませんかい!!とか理不尽な事を思ってしまいます。はい。

 なんかチセって人は、凄いんだか、凄くないんだか、分かんない人ですね。個人的には『魔法使い』ご本尊が活躍する話が、すっきりはっきりしていて好きですが、これは二人の成長物語ですからねー・・・チセってほんと、見ていると危なっかしいので、縄でくくりつけたくなるぜよ(オイ

 

とつくにの少女 10巻 (ブレイドコミックス)

とつくにの少女 10巻 (ブレイドコミックス)

 

  うわー!!思い出した。ラスボスは最初から隣にいた、みたいな展開(違うか

 えぐい。えぐいのぉ。絶望しかないのぉ(歓喜

 これで次巻が最終巻ですか!!うはーん。楽しみだけど、『せんせ』耐えられるかしらん?うはーん(ちっとも内容に触れていないな