pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

書く暇がようやく・・・

 ここんとこ午前中に日記書けましたが、今日はやる事が多くて昼下がりになりました。いや帰宅してから書いてもいいんだけど(そっちの方がいいんだけど)ここんとこ習慣になってしまったので、店で書かないとスッキリしないというか、何というか・・・まぁいいや(いいのかよ

 んで読み終えた本。

 

戦国の忍び (角川新書)

戦国の忍び (角川新書)

  • 作者:平山 優
  • 発売日: 2020/09/10
  • メディア: 新書
 

  煽り文句が・・・嘘とは言わんが・・・有体に言うと、黒装束の特殊部隊みたいなものではないです。傭兵である足軽が主に昼間の任務が多かったのに対して、窃盗の当て字で『しのび』と言われる人々は夜目が効き、物静かに行動し、気づかれずに人を殺したり、物を盗んだり、火をつけたりする事を生業とした、言わば『夜の足軽』ともいうべき存在でした。

 だから出身も盗賊、山賊、強盗という犯罪者が多く、柄も悪く鼻つまみものが多かったようです。どうも知行地、つまり村落からの年貢収入を認められると武士になり、金銭や略奪の権利を認められる事が報酬の連中が足軽で、つまり戦闘には役立つけど蔑まされていた、と。ただ中世では昼間は法秩序の世界で、夜間はアウトローの世界であり、許可を得ていなければ夜間出歩く事すら犯罪とみなされ、ぶっ殺されても文句が言えない時代でしたが。

 こういった忍たちは他国の同業者、つまり火付け強盗の類を捕まえる事も期待されており、領内での不法行為は認められませんが、敵国においては大いに奨励され、そのうまみに惑わされた若い武士が彼らの真似事をするのを禁止している場合もありました。

 夜闇の行動はそれだけで危険であり、相手に気づかれずに行動して盗みや誘拐なんかする、敵陣営の偵察を行い生きて帰還するというのは、やはり相当な技量の持ち主であると認められていたようです。武士階級になるのは滅多にいないみたいですが。

 『毒をもって毒を制す』みたいな彼らですから、平和になると用済みとなり(治安を守る場合、数千人もの忍や足軽は厄介者になりかねない)、豊臣政権や江戸幕府の時代になると各地で彼らが殲滅される悲劇が起こります。

 そういうのを下敷きにしてTRPGシノビガミシナリオをこさえるのは、自分的には楽しそうだなぁ、とか思うのですが、いかんせん、オフ専門過激派とアタクシには、とうぶんそういう機会は・・・作れるのかなぁ?個別にPL参加者を募らないと、おおっぴらに募集なんかしても、誰も手を上げないご時世ですからのぉ・・・まぁいいや(いいのか?