pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

別に書かなくても

 といういい感じに忙しいのですが、ぽっこーんと時間に余裕があるな、と思うと日記にかかってしまうのです。習性ですね。

 

  2016年までのイギリスの酒場事情や酒場文化に関するあれこれをインタビュー形式のエッセイ?みたいなものになっています。

 パブがイギリスでは地域のコミュニティを支えるものになっている為、この当時は個人経営で料理や麦酒、ウイスキーなどを店主の裁量で決定できる型の店舗が増えている状況です。麦酒会社やチェーン店だとどうしても画一的な銘柄、画一的な料理になりがちですから、それで消費者離れも起こっていたようですしね。

 名古屋あたりで麦酒飲むところを探していないので、個性的なメニューの店をあんまり発掘していないのですが(特にパブ形式の店)、このエッセイを読んでいたら口が麦酒やらウイスキーやらになってしまったので、もう行くしかねー。この土曜日は、だからチェーン店でもそれっぽい店に行きます。ハギスとフィッシュ&チップス食うのだ。濃厚な黒麦酒が欲しいけど、ギネスでもいいから飲むだ(失礼

 それとは別に、開高健という作家さんに関する記事が中にありましてね。自分、名前だけは知っているのですけれども、この方の文章は読んだ事がなかったのですよ。んでこの中で葡萄酒に関する一文が記載されていましてね。八十年代に腫瘍と肺炎で亡くなっているので葡萄酒がようやく店頭に並びだした頃です。それなのにまぁ、こんなにも読んでいるだけで目の前に、その赤葡萄酒が髣髴と浮かび上がっている文章があるものなのかと、ちょっと感動してしまいましたね。

 やっぱり自分がそれを味わうと、作家の描写に説得力が増して、余計に文章によってそれが浮かび上がってくるという・・・何も知らない状況だと、そんなもんだーっで終わりなんですけれども、知っていると「そそそ、そうなんですよー」とか、うなづいている自分がいるのですよね。

 図書館とかで開高さんの本とか探してみようかな?

 美食とか酒とかで有名らしいけれど、ご本人は幼年期から青年期にかけて貧乏で飢えていたからドカ食いしちゃうタイプだったそうです。まぁ美食とか酒とか、自重するなんて事は、なかなかできないかも知れませんけれども。

 でもイギリスって美食とは一般には縁遠い国のイメージですよね?ハギスとかフィッシュ&チップスも、日ごろ食べなれないから食べたいだけで、食べたらそんなに・・・(あ