pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

タイトなんです

 色々と。買い出しだったり返却予定だったりを前倒しにしたせいです。自分のせいです。はい。

 昨夜の鍋一つショートパスタは、パスタの出来は上々ですが、おかずとしては少々物足らなかったかも?もちっとボリュームがあってもいいかな?

 久しぶりに飲酒しながら見た『サマーウォーズ』は、皆がかけ金として自分のアカウントを差し出すシーンでなんか涙が出てきていた。別に泣いている訳ではないのだけれども、なんぢゃろね?目が乾いていたのかな(オイ

 さてそれはさておき読み終わったもの。

 

  学識とその柔軟性故に宇多天皇に取り立てられ、あまりにも信任されすぎた事で嫉妬と、宇多法皇醍醐天皇との対立の軋轢に巻き込まれ、本人の事情とはまったく関係ない事で、とばっちりで左遷させられたという人です。

 そのうしろめたさが道真を怨霊としてしまい、天神として奉る事になったのでしょうね。現代では和歌のイメージなのですが、道真在世中は漢詩人であり、歴史学者であり、だから大臣になるなんてとんでもない!!って本人が三度も辞表を出しているのにとどめられ、挙句は下僚の暴走に連座して『逆臣』として左遷って、まぁ・・・その同情すべき悲劇性が、学問の神様として尊崇される原因なのかも知れませんね。政治の事とはいえ、愛弟子に裏切られるような事にもなっているし、政敵と言われる藤原時平とも最初は協力関係で親しかったし・・・宇多法皇の褒め殺しのような信頼さえなければ、子孫も苦労しなくてすんだのに、って感じです。

 あと、阿衡事件とか遣唐使廃止といった事柄で道真が果たした役割は、さほど決定的ではなかったようです。あくまで諮問されたから答えた、とか、唐末の大陸の不穏な空気から停止を意見した、というだけで遣唐使は廃止が決定された和氣ではなかったうです。

 あくまでも学者として受動的に政治にかかわったって印象の人でした。

 

戦国期足利将軍研究の最前線

戦国期足利将軍研究の最前線

  • 発売日: 2020/06/01
  • メディア: 単行本
 

  ほんとに入門書で、興味をもったらこんな本がありますよ、という紹介本でもあります。だから新しい知見はあんまりなかったかな?ただ曖昧な部分がはっきりするって感じです。少し期待した『永禄の政変』も意見は二つありますって、それは知っているんぢゃーってところで終わっていたしナ。

 研究の深化に期待です。