pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

漫画を読むと読了本がたまる。

 今漫画二冊と著作物一冊があるんですよ。読み終わった本が。全部書いてしまうかねぇ。

 

  北海道震災のエピソードが終わりました。なんとなくラヂヲの役割を再確認したという、ちょっといい話で終わるかなぁ、と思ったのですが、まぁ主人公が主人公なので(恐ろしい女だ)、いい話だけでは終わりませんでした。震災エピソードで締めるかと思ったのですけれども、あ、この漫画はそういう話ではありませんでしたね。次巻も酷い話が展開されるでせう(しかしラヂヲの出演収入だけでは食えないぢゃん。あたりまえだけど

 

グレイスローザ (1) (ゼノンコミックス)

グレイスローザ (1) (ゼノンコミックス)

  • 作者:氷室
  • 発売日: 2020/10/20
  • メディア: コミック
 

  書店の新刊売り場で見つけました。煽り文句と表紙絵が買ってくれと訴えるのです。いや、もううちにゃあ君を収納できるだけの本棚はないよ。床に平積み。飽きれば古本屋行きになりやすいポジションさ。それでもええんかい?とアタクシが心の内で尋ねると、それでもいいとおっしゃるので購入しました。全部妄想です。はい。読み流してください。

 本人もいい人ぢゃない。やられるのは悪人。そういう話は好きなんです。いい人が酷い目にあうとか報われないとか、仕方ないねーっと思う時もありますが、メンタルが強い時でないとあきまへん。まぁこの漫画の主人公は貧しさ故とか、劣悪な幼少期とか、そういうのであれなんですが、アレしようとした連中を少女にして返り討ちにしてしまったという。んで同じような汚れ仕事請負の犯罪者に拾われて養女になり、失踪した養父の行方を求めて組織に属するという話。

 すみません。そういうのツボなんです。ガンアクションに惹かれるよりも、ツボなんです。ああ、君はうちの本棚に居場所を得たよ。今後の展開がアタクシ好みなら、そのままいていいからね(ある意味無情だなぁ。

 

  これ、タイトルに難ありです。誰が決めたかしらないけど、もう少し頑張りましょうです。毛利家が残した古文署は他の戦国大名が残したものの数倍あり、その中には武将たちのプライベートな手紙も多く含まれていて、それを分析して彼らの個性を理解しやすい、と言えます。まぁ武将と奥方たちとのやりとりであり、子供の養育の事ばかりでなく、家政だけでなく、家臣たち、また奥方の実家とのやりとりなど、様々な手紙を介しての会話が残されているので『英才教育』?って感じです。

 元就、隆元父子は妻たち(特に元就は同格の複数妻や妾を持っていた)にそういう内側の役割を求め、家庭内だけでなく大名家の運営にも積極的な意見を求めました。しかし孫の輝元の代になると妻妾たちはほとんど奥向きの事しか要求されず、家臣、実家に対する連絡やら何やらも期待されていません。

 これは元就、隆元の時代は家内企業だったけれども、輝元の代になったら大企業的な運営が可能になったともいえるのかも知れません。ただ女性の役割が縮小したと考えると、寂しい気がしますね。なかなか奥さん方に対する手紙は、武将たちの本音が多く含まれており、特に隆元なんかは「オレが、オレが!!」って武士が多い(イメージ)なのに、控えめというか、慎重というか、用心深いというか・・・あ、元就の息子だよ、って感じがして面白いです。

 あ、三冊とも感想を書いちゃいましたね・・・