pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

月末過ぎると暇になる。

 昨日今日とそんな感じです。ただ今日はお客さんとこに時間指定で配達しなければならないので、時計とにらめっこなんですけれども。

 昨日の今日なのですが図書館で借りた本を一冊読み終えました。時間があったというのもありますが、それ以上に面白かったので。まずはそちらから。

 

サクリファイス(新潮文庫)

サクリファイス(新潮文庫)

 

  例によって読んだのはハードカバー版です。ロードバイクもの小説です。著作者はあんまりレースを見ずに書いたそうですが、面白かったです。

 自転車ロードレースって日本ではマイナーでして、自分も学生時代にNHKが特集していた『ツール・ド・フランス』の番組を見ていなければ、それほど気にならなかったかも知れません。自分が気に入るスポーツって日本ではマイナーなんですよねー。マイナーなものの方が好きという事か?(ん?

 とはいえミーハーなので自分の視界やら何やらに引っかからなければ見ないのですけれど(なんやねん)、この小説を読んでいて最初に思い出したのはアニメの『茄子~アンダルシアの風~』でしたねー。「今日は俺の日じゃない。あいつの日だ」みたいなセリフを聞くと、ああ、あのアニメ、つまり原作漫画もそういう事を踏まえて、ああいうストーリーにしたのだなぁ、と納得しました。つまり、それを踏まえ損ねたアニメの続編にそこまで惹かれなかったのは、そういう事なのかな?と。

 主人公と元恋人の関わり合いも髣髴とさせました。アニメ『茄子』と異なり後味悪いものを感じさせましたが、まぁそういうものなのだろうな、と。

 続編を見つけたら読んでみたいです。wikiで調べたら、選手がエースのアシストではなく、チームが別チームのアシストをする、なんて話が書いてあったものですから、なんかわくわくしますね。

 

  うろ覚えながら共和制フィレンツェ共和国の終焉とフィレンツェ公国成立の事を覚えているので、つまり大筋の流れは知っているので結末自体に驚きはないです。人の感情とか心の動きとか、暗殺をしでかした張本人の動機とかが、まぁ確かに、と納得できるものなので、それを追いかけるのが楽しいというか、何というか。

 そして今月末出るだろうローマ編もねぇ、結末思い出したのですよ。んでその後に出版が予定されている話の男女の恋愛部分は、なんとなーくこーなるんぢゃないかなー?と思ったりもします。ただ苦難の時代のヴェネツイア共和国の、どの事件を題材にするのか?ってところが楽しみですねー。