pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

入荷前に書けるかな?

 そうそう暇な訳ではありませんが(とはいえ忙しい訳でもない)、時間を見つけて日記書きする事で、時間の余裕をひねり出す事ができます。って言っていたら、入荷してもーた。捌いてから続き・・・

 はい。続きです。昨日書けなかった映画のタイトルが解ったので、書ける筈・・・

 

やっぱり契約破棄していいですか!?(字幕版)

やっぱり契約破棄していいですか!?(字幕版)

  • 発売日: 2019/12/30
  • メディア: Prime Video
 

  すごくイギリスらしい、皮肉というかブラックユーモアというか、ああ、そういうラストだよね、と納得してしまう映画でした。

 作家志望の青年ですが、人様から愛された記憶に乏しく、作品も出版社から見向きもされない。世の中を悲観して自殺を試みるも、何度も失敗している。自殺さえできないダメな奴、と自己嫌悪して橋で佇んでいると、暗殺業者を名乗り自殺できないなら殺してあげると名刺を渡していく人物が。

 その直後に橋から投身自殺を図るも下を船が通り、お約束的に助かってしまい、思い余った彼は暗殺者に電話。待ち合わせにきたのは老暗殺者で、色々バリエーションがあり、それによって予算も異なるという。車に飛び出した子供を助けて、代わりに車にひかれてしまい美人の看護師に看取られて死ぬ、というシチュエーションを選ぼうとしたら(どんなだ)予算不足でダメだと言われ、結局狙撃による死を選ぶことに。

 ところがこの暗殺者も実は営業成績が振るわないロートル、協会のお荷物的な存在で誰からも暗殺依頼がこないので自殺幇助でノルマを達成している老人。ようやく今月も達成できると喜んでいたら、自殺志願の青年の方でも過去送った原稿を評価する編集者が現れて具体的な話をしたいという。つまり、なんか、生きる希望が見えた?

 それで題名につながる訳ですが、暗殺者の方も引退勧告を退ける為に、どうしてもノルマは達成しなければならない。しかし焦れば焦れるほど暗殺を失敗し、無関係な人を殺すという(ここんとこがハリウッドと違いますね)不手際を繰り返し、協会から抹殺命令が出てしまう。果たして青年と老暗殺者の運命は・・・という映画。

 ラストが皮肉めいた展開で好きなので、ネタバレしませんが、少し違う展開の映画をみたい方向きかな、と。

 あと、過去二週分の『麒麟がくる』見ました。荒木村重との絡みはなさげですね。長女を村重息子に嫁がせて、彼が反乱を起こして長女が離縁され、その長女が左馬助、つまり明智秀満の妻になるのですが、そういうアレコレはすっ飛ばすみたいですね。あと駒も足利義昭とはドライな関係で終わりましたし。

 なんだろう。もうちょっと異なった史実に沿った演出もできるんぢゃないか、と思っていたのですが、脚本家チームはそういう考えではなさそうです。佐久間信盛もいい人っぽく描かれているし、彼の追放も本能寺へ至るの一因ですが、史実では佐久間信盛は怠惰と強欲によって配下の武士たちに非難され、それ故に追放になってしまうのですけれども、『全能のっぶーに従わないから追放された』という解釈にするのかな。

 うーむ・・・