pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

なんでこんなに・・・

 仕事ぢゃなくてバタバタしているのは、好奇心と暇に任せて色々やってしまったから~。別にやらなくてもいいのですが、やれるなら早めに片してしまいたいと。こういう性分が一番アカンのではないかしらん。

 さて土曜日の予定がとりやめになったので、色々読めました。はい。

 

 

 

  ファースト・ガンダム本放送から42年?なので、その当時小学生低学年だった自分も今年の誕生日を迎えたら半世紀生きた事になります。つまり・・・ガンダムにどっぷりはまった世代が世間の中枢に入り始めている訳で、この本の著者みたいに博士とか教授とかの肩書を持ちながら「同人誌」書いてしまうという・・・いい世の中になりましたねぇ(迫真

 同人誌というのは「真面目に好き勝手」書いているという事で、十一年前に上梓した一冊目はご本人もそういう自覚があったそうです。だから二冊目は気を使ったそうですけれど、そんな事は別にいいので、好き勝手やっちゃいなYOというのが自分の本音です。

 本来ファンタジー作品であるものを真面目に考察するのは無粋なんですけれども、しかしある程度設定が備わっているものは考えたくなるものでして、そういう知的欲求が爆裂したものがまとめられていると考えればよいです。同人作品でガンダム作品の艦船を考察しているものは購入しているけど、MSはムック本以外はなかったかな?

 しょっぱなザクⅡにこだわり過ぎた事からジオン開発陣は自縄自縛になったみたいな事が書いてあって、あ、これは日本軍のゼロ戦みたいなものなのね、とかね。サイコミュ兵器のデメリットと弱点とかの考察とかも面白いです。

 今年は『閃光のハサウェイ』も劇場公開されますしね。この悲劇的な作品をいかに料理しているのか、それが楽しみです(つーて、自分、原作小説は読んでおらず風聞とwiki情報しか知らんけど)

 

ホテル・ピーベリー (双葉文庫)

ホテル・ピーベリー (双葉文庫)

 

  ある意味青春小説のような気がします。主人公が不祥事の為に小学教師を退職してしまった青年なんですけれど、内容的には青春小説の分類かしらん、と。でも推理小説ですからね。古典的ギミックですが、物語全体に漂う「傷をなめ合う」感じが優しいなぁ、とか思いました。近藤史恵さんの作品は、人の悪辣さと優しさが同時に描かれている気がして、好きなんですよねぇ。