pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

場所によって読むものを変えているのです

 店では図書館で借りたハードカバーやソフトカバーの大判を読みます。昨日は出かける用事がなかったので、それを読んでいました・・・ちょっと読みづらい文章で苦戦していますが。なので帰宅してから漫画本を読んだので、「エルピス」は数ページしか読んでいません。まぁゆっくりね。まだ既刊巻数半分以上残っているしね。

 はい、読んだ漫画です。

 

  いやぁ、『父様』えぐいよねー。人だったからだと思うけど、人の弱いところ、汚いところを突いてくるよねー・・・自分の事を棚に上げてさ。こてんこてんにされても絶対同情しないと思うなぁ。早く味噌くそに、精神的にも肉体的にも、何もかもボキボキに折れた感じで負けないかなぁ、という真っ黒な感情に染まっています。ええ。

 しかし『雪音』(色んな名前があるから、一番印象に残っているコレを使用)に対して夜卜は踏み込めないんですなぁ。どこかよそよそしいし、腹を割れない。本当の事を知って堕ちていったエピソードがこれまで一杯語られているから、どうしてもそうなるんだねぇ。

 ま、いずれは全部知ってイレギュラーな事が起こって全て解決しそうですが。少年漫画だし(あ

 そういえば夜卜(ヤト)って蛇の事らしいですね。まぁそういうネタとは関係ない設定だと思うけれども。

 『見捨てられた子供』『忘れ去られた子供』というテーマは十数年前『誰も知らない』って映画が賞を取って以来、結構メジャーテーマだと思うけれども、親が親の責任を放棄して、子供の依頼心、従属性に寄りかかり、甘える事から始まるような気がします。この作品でもそういう存在は好き勝手ほざくだけで、体力的にも精神的にも弱い子供をいいように操ります。あそらく『父様』もそういう存在だから、醜悪であり微塵も残さず消滅して欲しいと願いたくなるのでしょうね。

 悪役としては大変成功した存在だけどね。

 

ヴラド・ドラクラ 4巻 (HARTA COMIX)

ヴラド・ドラクラ 4巻 (HARTA COMIX)

 

  オスマンの『征服王』メフメト二世との絶望的な状況での戦いが始まりました。まったくもって綺麗ごとではない世界が広がっています。抗戦を継続する為に味方も裏切り、罵られ、それでも戦い続ける。

 理性的な選択としては、抗戦して自立するか、服従して収奪されるか、なのですけれども自立には自らを犠牲にしてでも戦い続けなければならない宿命が待っており、服従には上位者の理不尽に耐え続けるという、どちらも地獄が待っている訳で、自立を選択したヴラドは外交、諜報戦で敗れた為に援軍を失った状態で戦っています。ただ盟友モルダヴィア(だったかな)は上位同盟者を欺く事で実質的な援軍を派遣します。それが戦局を好転する鍵となるのか?

 なんとなーく、戦うとは、独立を守るとはどういう事なのか、という事を教えてくれる物語みたいに思います。次巻も楽しみです。