pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

請求書起こししていたので

 つまり本業が忙しかったので読み終わった本はないです。漫画とか短めの小説でなければ一日で読み終えるなんて事は、まずないですしね。そして何とか『A列車でいこう』のシナリオを一つ終えたので、んぢゃ次のシナリオって、新幹線の駅を誘致したはいいけれど赤字を垂れ流しておるので、それを改善しろというものに勢いで取り掛かってしまいました。いや~、黒字を出して税金払うと同時に毎年コンスタントに借金返済しなきゃいけないシナリオなのに、「あ、水族館なんてつくれるぢゃーん」って採算度外視の立地で立てて、これがまた赤字を垂れ流しましてナ。とにかく娯楽施設の経済規模を拡大しなければならなかった前のシナリオを引きずってしまった結果です。

 水族館が黒字化できれば乗り切れるでしょうが、交通量拡張を前提にしない線路設営してしまったので、いくら難易度「やさしい」でも、たぶんこのシナリオは一度失敗しますな。まぁ帰宅したら続きをしませう。

 昨日から読み始めたのは「大友義鎮」と柴裕之著「織田信長」の二冊でして、特に柴さんの「織田信長」は最新研究が反映されているに違いないと期待している一冊です。この方の「徳川家康」は天下人になるべした「神君家康」ではなく、勢力の境目に位置し、絶えず生き残りを模索しながら「武士の一分」にも命をかけた戦国大名だったので、つまり自分が漠然と感じていた事を文章化してくれたような本だったので、この「織田信長」の評伝もそうなってくれないかなぁ、と。

 二十代までは割と歴史小説とか読む口だったのですが、最近は読みません。なんというか、小説というのは一般読者に読まれなければならないもので、一般読者はだいたい保守的であり、研究結果で事績や人物像が修正されても、自らが楽しんだ物語の再構成を望む事が多いので、小説の書き手は冒険する事が難しいと思います。売れなければなりませんから。

 研究分野は、売れる事はもちろん大事ですが、判明したこと、証明されたことを書かなければならないので、つまり小説に比べると内容が更新される率が高い訳ですよ。同じことの再生産では論文として意味がないので。その上で書き手の文章が自分と相性がいいと最高ですね。柴さんの文章は割と、引っかかる事がなかったと思うので、そのあたりも期待している訳で。

 ん?今日は本の感想文ではなく、期待文になりましたかね。こういう事で日記を凌ぐという手法は自分でも初めてかも知れませぬのぉ。