pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

天気予報は100%ではないねん

 それでも結構大きく外れましたナ。雨のち曇りが、自分が起きている時間だけなら曇りのち晴れ。つまり雨がほぼほぼ降らなかったという。これは良い方向で外れてくれた感じ。もちろん自分目線でしかなく、降雨がなくて困っている人もあるのでしょうけれども。まぁ午後から父親が一回目の新型コロナワクチン接種に出かけるので晴れて良かったですよ。雨だと自転車で会場までいけませんからね。

 そんな天候で一喜一憂する場面もありましたね。収入と百姓の生死に関わる事だしね。

 

  初っ端から疫病オンパレード。応仁の乱の最中ですけれども戦線が膠着し、おまけに疱瘡、麻疹、赤痢というヤバい疫病が京で流行。まぁ衛生的な配慮が現代よりも低い時代で、元からの住民+十数万という軍兵が京都盆地に溢れている訳ですから、そりゃ疫病も流行するよね、と。

 その為に義母が亡くなってしまいました。前巻の予告には弟が危なそうな絵がありましたけれども、弟が実際にヤバいのは四十年後ぐらいだったかな、確か。

 そういえば何で伊勢貞親妹が主人公の実母ぢゃないのかなーっと思ったら、実母が貞親弟貞藤の後添いになっていて、んでwikiを見たら伊勢貞藤が父親という説があったらしく、なるほどそういう事でこういう話になったのですねーっと。

 ゆうきさんはすごいですな。この調査能力というか。まぁ自分が手当たり次第に読書に耽溺しているだけで、勉強というものを一切していないからかもしれませんが(言い訳

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 失脚、出家、正妻の死去ですっかり失意、やる気ナッシングな人になってしまった父に代わり、主人公伊勢盛時くんは備中の領地と京での出仕、両方をこなさなければならず、むっちゃ忙しい青春になりました。そういえば彼の婚期は、嫡男氏綱誕生期から逆算すると三十歳ぐらいの頃らしいので、七巻末で十八歳か。後物語時間で十年は独身という事ですね。忙しく京と地方を行き来していたから婚期がそこまでずれたっていう事なのかな?

 あ、そういえば今川の小鹿くんがさらっと登場していましたね。のちに敵対する人物だけど、えらい爽やかな登場だなぁ。それがこじれるという事なのかな。まぁ本家が大丈夫なら当主になる予定のなかった人物ですからねー。姉北川殿の望みと京都政界の思惑が重なって、盛時は小鹿くんと戦う事になるのかな。

 次巻は細川勝元山名宗全がこの世とグッバイしそうな感じですね。その後は・・・どういう描き方がされるのか、楽しみですねー。