pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

睡魔に敗北

 体感温度が肌寒いから蒸し暑いまでの差があると、体力的にアレなのでしょうか?土日ともに睡魔に敗北しっぱなしです。特に食事を終えた後は夢うつつの状態で何も手につかない・・・ま、読み終えた本はあるのですが、見終えた映画もあったので。

 

  四姉妹を演じる女優さんの中で、長女メグと次女ジョーの方は見た事あるなー・・・と思ってwikiで調べたら、あ、さもありなんではありませんかい。メグ役の方はハリポタの女の子(とゆうて自分はハリポタをちゃんと見た事はない)で、ジョー役の方は、この方の主演映画を録画で見ましたからね。

 若草物語の中で第一部と第二部を、七年の歳月をいったりきたりしながらつづっていて、時間を感じさせない演出だな、と。自分はアニメ化された第一部と第三部(だと思う。ジョーは結婚して先生になっていたから)しか知らないので、ベスの最後やエイミーの変遷を知らないのですよ。だからちょうど良かったというべきかな。物語の最後も、ジョーは自らの野心と人生をより合わせたというか、見切ったというか。ハッピーエンドらしいハッピーエンドで良かったです。

 自分的には若草物語をポイントを押さえられたいい作品でした。

 

  はい。取り上げるものが、ガラッと変わりましたね。借りた本で、あわよくば明日返却しようと思っているからです。

 敗戦国でありながら戦後に目覚ましい復興を遂げた西ドイツの、その再生期の首相ですが、まさか七十代の高齢者であったとは思いませんでした。出身はライン地方でナポレオン戦争後にプロイセン領地となった西部ドイツです。つまり、プロイセンといいながら文化が異なる。軍国主義的なプロイセンと異なり、どちらかというと外交的であり、また『貴族的』とも言えるかも知れません。民主主義を謡いながら、自らの主張を通すために誰よりも調査(学習)し、「最後まで席についてたものが勝ち」という粘り強い交渉で主導権を握ります。ナチスも軽蔑し軽んじていた為に、ひどい目に合います。

 彼の主張は、それまでのドイツは中欧の大国である事にアイデンティティをおいていたのですが、時は冷戦前夜。反共であり西欧との結びつきが強いライン川沿岸出身の彼は、西側諸国とともにある事こそドイツの再生に繋がると信じ、その路線を、国家が分裂する事も厭わず完遂します。彼の没後二十年余りで、確かに西ドイツは東ドイツを吸収する形で統一しますが、とはいえ、それは彼の先見の明というよりも東側の内的経済要因が大きいのですけれども、しかし東ドイツ吸収を許せるだけの経済力を持つ国家の基本路線は彼の時代にできたと言えるでしょう。

 日本の首相だと吉田茂鳩山一郎岸信介池田勇人のイメージを足したような感じですかね、と序章に書いてあったけど、自分がイメージできるのは吉田と岸だけで、鳩山と池田はよーわからんかったorz

 ドイツでの評価は未だに高い人物ですから、そんな人の功罪を知るのは無駄じゃないと思いますね。