pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

今日は早い

 入荷が少ないからです。はい。それに忘れないうちに書いてしまおうと思いまして。

 

   そう言っていたら返品つくろーや、と父親に言われたので、日記は後回しになり申した。しばらくお待ちください(誰にゆーてんねん

 って、なんか商品整理しとる。ケース探しにいった。んで数えて記載した。以上。

 んで話題に戻ります。WOWOWクリストファー・ノーラン監督の「テネット」という映画を放映するからって、その記念でクリストファー・ノーラン監督作品を特集していましてね。自分が見た事あるのは『ダンケルク』とかバットマンシリーズ以外だと、レオナルド・デカプリオと渡辺謙が出演していた『インセプション』くらいだったので、んぢゃ興味が赴くままに録画して見ようと。なのでこの後も週末に録画映画見ていたらノーラン作品になる確率大。

 これは2000年作品でノーラン監督の出世作だとか。あ、若いころのガイ・ピアースだ・・・って書いてしまうところが自分もアレだなぁ、と。低コストで意欲的な演出と脚本で、短時間しか記憶が持たない主人公が妻を殺した相手に復讐する話なんですけど・・・あ、これ、絶対悪意ある奴に利用されているよな、という筋で、最後まで見ると冒頭のシーンの意味が解るという作品。

 こういう時間が巻き戻るとか、そういう作品がこの方ってお好みのようで、確かに作家性が強く出ている一品ですね。SFぢゃないけどSFっぽいです。

 

  第一次大戦時のセルビアを家族を皆殺しにされた少年、若い招集兵、そして引退していた国王の目線から描いた作品です。セルビアというよりも戦場の話ですかね。

 第一次大戦というと西部戦線や東部戦線の話は良く読むのですけれど、それ以外の戦線って日本が火事場泥棒した話とか、イギリスがオスマン・トルコを急襲しようとして失敗したガリポリの戦いとかぐらいしか良く知らない。大戦が勃発したところなのにセルビアとかバルカン戦線については、小国セルビアオーストリアハンガリー相手に善戦したぐらいしか知らなかったです。侵攻してくる時にオーストリアハンガリー軍が村落を虐殺したとか、セルビア軍は弾薬不足で後退したとか、疫病の流行で大打撃を受けたとか。そのあたりの事情を知らなくても(wikiで概要は後から知った)当時のセルビア軍の活躍、惨状というものが解ります。

 政治から引退していた国王ペータル一世がもっとも人気のある国王というのも解るストーリーだし演出だなぁ、と。同じような立場だったドイツ皇帝が『お荷物扱い』だったのと比べると雲泥ですね。ま、映画だから美化されているでしょうが。

 大国の歴史だけでなく、こういう小国のエピソードも知れる限りは知りたいですね。全人口の三分の一にあたる130万人が亡くなったとか・・・第二次大戦の日本はここまでの割合で被害はなかったはず・・・これはアレかな。テロから始まったから、オーストリアハンガリーがその報復でセルビア国内で酷い事をしたのかな。

 武器を持った人間の敵意が非武装の人間に向くと、被害は際限なく広がっていくという例ですね。あう。