pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

タイムラグは半年

 劇場公開日にご覧になった方から遅れる事、五か月ぐらい?いや六か月弱かな。ようやく円盤を購入して見ました。

 

 監督の村瀬修功さんのアニメ作品って割と好きなんですよ・・・構図とか絵柄とか。ストーリーはですねー・・・うーん、もう一押し!!って感じる事があるのです。前に自分が見たのは『虐殺器官』でして、その時はマイルドな着地点を選んだな、と感じたものでしたが、そうか、この方はマイルドなラストをつくる傾向にあるのかな?っと。

 『ウィッチハンター・ロビン』『Ergo Proxy』とかは、そんなマイルドさに不満を感じた事がありました。しかし今回の『閃光のハサウェイ』はラストがアレだと伝え聞いているので、逆にそのマイルドさに期待していたりします。

 見た感じた事は、MSが空中戦をしている!!です。ロボットぢゃなくて戦闘機が空中戦しているようにしか見えない。他にはビーム兵器で溶けた物質の飛沫が高温で、それで市街戦の被害が拡大している様とか、ガンダムものって結構市街戦を描くのですけれども、ああいう溶岩みたいな飛沫が飛び散る様子とか、それが花火みたいに見えて綺麗だなぁとか。こういうのも間違っているかも知れないけれども、他のガンダム作品に比べるとスタイリッシュな映像だよなー。どちらかというとハサウェイがイケている感じではないので、脇のキャラがスタイリッシュで際立つみたいな。

 エンドロールでびっくりしたのは絵コンテに渡辺信一郎さんの名前がクレジットされていた事で、もしかしたらMSの空中戦は渡辺さんがコンテを切ったのかなぁ、と。『マクロスプラス』とかの空中戦とか思い出しましたね。

 あとは、劇場で見た人が、暗くて解らなかったと言って見えたのですが、そういえば村瀬さんって黒を描く事に拘っていた作家さんだったかな、と。『ウィッチハンター・ロビン』なんか黒の描き方にバリエーションがあって凄いという評価があった筈。暗い劇場だとそれが見にくいのかも。TV画面で再生していても、見えにくいってのはあるけれども、大気と宇宙の境界当たりでの空中戦でやりあっているので、そういう超高度から海面にせまるまでの降下中の空中戦が新鮮かも。空中戦やっている最中に高度が下がっていくって表現、渡辺さんは結構やる気がします。

 そーんな、俄かな感想をしながら次回作が楽しみで仕方ないです。ハサウェイとその仲間たちの運命は原作とは異なるのか、どうか・・・マイルドな着地点が個人的にはいいですねー。