pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

暇なんよ

 なので床屋に行ってきました。まぁ昨日が棚卸で出荷していないメーカーさんとかもあるので、入荷もないというのもあるけれど、同業者の方と顔を合わせると口を出るのが「暇」という言葉というのもアレだなぁ・・・まぁ半導体とか入ってこないと生産がストップし、そうなるとうちらのお客さんも仕事が減るし、仕事が減ると制服は、まぁいいか、なるしナ。

 防寒着の話は寒くなるとチラホラ増えるのですが、どーなんだろう?

 それはさておき、読み終わったもの。

 

 六年ほど前の本です。前に読んだ持統天皇繋がりで選んでみました。遷都は彼女の嫁である元明天皇の時ですけれども。前読んだ建築家の方からすると主導したのは藤原不比等で『持統王朝』からの決別という意味があるらしいですけれども。

 この本は、考古学的な発見とか、文献資料とかから当時の平城京の宅地、不動産、動産事情をつづったもの。大貴族とか官庁とかは、宮殿に近いだけでなく、川とか運河とかの水運の便を利用しやすいところに設けていたとか、貴族は複数の邸宅を持っていたとか、基本土地は国のものなんですけれども、なんかね、賃貸契約みたいに売買が可能だとか、それも届け出なしでやって良くて、ただし裁判で勝利しようとすると売買契約の書類とか保持していないといけないとかね。

 意外にどこに誰が住んでいたと、はっきり解るのは下級官吏の宅地で、どうも支給された宅地を担保にお金を借りていたようで、その借金の証文で著名でない官吏たちが何処に住んでいたとか、給金だけでは生活が立ち行かない様子とかが伺えます。

 今読んでいるのが撰銭とかの本なのですが、この当時は朝廷の支払いを銭換算でやり、受け取ってもらって流通させようとしていたようです。

 そーんな平城京の様子が発掘調査を経て、精査されて、考察されて、実態が判明してくるのは、もう少し先になるのでしょうが、こういうのってワクワクしちゃいますよねー。

 あ、古代中国の二十四時間を素描している本も読んでいるのですが、時代が五、六百年ほど違うし、国も違うけれども、なんとなーく、こんな感じが奈良時代、日本の庶民の生活なのかなぁ、と想像するのも楽しいです。

 最近、古墳発掘調査が行われる予定があるそうなのですが、古墳発掘調査はバンバンやって欲しいですよね。そうすればどんどん古代日本の事が判明してきて、楽しいのに。

 あ、ようやく千文字こえました。では、私はこれで!!