昨日の雨も寒かったけど、雨は引きこもりの言い訳ができるから昨日は外出しませんでした。今日は雨ないからね。風だけだからね・・・その風が寒いねん!!
致し方ないけど。
1/9に放映された大河ドラマ『鎌倉殿の13人』は三谷さんらしい脚本で楽しかったです。最後の顔見世シーン集は・・・まぁ人それぞれって事で。一般に馴染みの薄い時代だから前半の主要登場人物を紹介して期待感を煽りたいって事かな。1/16の回も楽しみですねぇ。
なので映像作品の感想を続けます。
イギリス映画なんですよね?この情け容赦のなさはハリウッドとかロシアとかにはないし、この乾いた感じは日本でもない(登場人物が日本人で構成されていない点で日本映画ではない)
第一次世界大戦の塹壕戦、戦場で錯綜する情報、霧の中の戦争って感じが凄く体感できます。メダル・・・勲章を喉が渇いていたからってフランス軍の将校に葡萄酒と交換であげたとか、ああ、そういう感覚解るかも、と。無自覚で褒められる、引き換えに同じ部隊の人間が何人も帰らぬ人となっている事を思うと、勲章をもらってもあんまり高揚感を感じないかも。
要所要所で登場する将校たちにコリン・ファースやら、マーク・ストロングやら、ベネディクト・カンバーバッチやらが登場したのが、声で分かったのも楽しかったです。顔は良く見ないと判らない人もいたナ。
最近の自分はイギリス映画の醒めているけれども、なんか、こう、訴えかけてくる感じが好みなのかも知れません。
『開かせていただき光栄です』シリーズの最終作と言っていますけれども、特に前の話を知らなくても楽しめます、というか自分もうっすらとしか覚えていなくても大丈夫でした。英国での刑罰を新大陸で志願兵となる事で帳消しにする。そんな制度をつかって新大陸に向かったものたちがアメリカ独立戦争、それもカナダを巡る攻防に巻き込まれていく話です。開幕は違うけど。
一応通史的にアメリカ独立戦争を知っているので、無条件に独立する側を肯定していなかったせいもあり、「ああ、そうだよねー。綺麗ごとはその立場の人や人種だけのもので、そこからあぶれている少数派、弱者にとっては、特に栄光ある事でも、名誉なものでもないんだよなー、戦争って」という感想を読後に得ました。
シリーズの主役ともいえる人物の末路が、物語の終末を告げている感じがして、幸せな結末もあったけど、暗澹たる気持ちになる部分もあり、こういう一筋縄でいかないところが、自分は皆川さんの作品の好きなところかなぁ、と思っています。
ああ、今日も『空挺ドラゴンズ』の感想書けなかったわ・・・明日ね。