pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

録画でけんかった・・・

 大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第五話が録画し損ねていました。再放送の今週土曜日お昼にかけるしかない・・・まさか父親が午後九時前に寝るとは思わなかったからなー。TV見るもんがねーっていうてね。うちは特に申し送りをしていないと、全ての家電製品のコンセントを抜いてしまうので、強制的に録画終了でデータが壊れた可能性が大きいです。今年の大河は録画しているので、日曜日の晩は決してコンセントを抜かないで下さいと申し送りしましたが。だいたい午後九時半までは居間にいると思っていたもんなー。なので日曜日の晩は、よーつべのゲーム実況を見ていました。ぜーあーびりおんずってゾンビの大群から町を守りながら発展させていくゲーム実況をノーポーズでトライしていらっしゃるのを見ていました。何度も失敗していらしたけど。最高難易度900%なんですって。やりたいなと思うけど、自分の反射能力の低さを思うと手を出せませんが。

 さて、大河ドラマは録画し損ねましたが、TVアニメ平家物語の第四話は録画できていまして見れました。重盛が亡くなる回だからOPナシなのかー・・・史実的にはどうあれ、平家物語の中では重盛は平家の良心、善人扱いで、彼の死が平家没落の前兆として描かれていますからね。ターニングポイント。声優さんのコメントを動画で見ていたら、びわ役の悠木碧さんが「びわは猫」とおっしゃっていて、重盛息子たちが幼いころはそう思わなかったけれど、四話あたりだと維盛には子供が生まれ、資盛は恋の駆け引きに思い悩むようになり、幼いままのびわは、確かに猫だよなぁ。どんなところにも顔を出すから半分野良って感じ。次回あたりから動乱が始まるのかな。

 そして読み終わったもの。

 

 以前は『名君』って出来のいい君主って思っていましたが、この本を読むと領民から安定して搾取する、つまり『生かさず殺さず税をとる』方法を確立した君主って感じになりました。

 戦国期は領民反乱が致命的になるので、国家存亡の為とか言いながらも領民の実力行使を警戒しつつ、綱引きのような駆け引きが存在したのですが、豊臣政権あたりから戦乱が収束すると同時に公儀への軍役(土木工事奉仕も含む)をこなす事が優先され、一揆などの被支配民の実力行使は禁止、支配者たちは強力な収奪行為を始めます。江戸幕府が始まり将軍家光期あたりから、現在の生産力を維持するという方針になり、つまりこのあたりから『生かさず殺さず』支配が始まるようですが、この利常期の後、将軍綱吉期から儒学の浸透が開始され、『開明』と言われる君主から儒学履修者が増えて、もう少し領民を生かす方向に振られるようです。まぁこの利常期に収奪マシーンが完成したので、余裕がある時は領民の生活も気遣うよ、とか、領民の生産意欲を刺激すれば藩の収入も増えるという理屈が理解されるようになるって事ですかね。

 この本だけ見ていると加賀百万石ってゆーても過酷だよなーっと。それでも一向一揆が存在していた地域では結構妥協的だったりして。組織力は残っているもんね。

 江戸時代の『名君』っていうのも庶民からすれば手放しに歓迎できるものではないよなーっと思ったりしました。