pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

こういう映画、好きなんです。

 すみません。最初の話題は『平家物語』と『鎌倉殿の13人』です。映画の話はその後。

 『平家物語』は、びわが母親の噂を頼りに越後へ行き、母親の再婚・・・お世話になっている旦那?な相手が木曽義仲との戦いの最中に亡くなってしまったので母親は京に戻ったという、行き違いをやっている最中に、平家側はその義仲の為に都落ちとなりました。その義仲サイドは清々しいほどの野人系・・・まぁアニメはイメージだしね。

残された話数を考えると九回目ぐらいで退場しそうだし。にしても、びわ、君は本当に成長しない人やねぇ、というラストでした。しょうがないか、猫だから。

 『鎌倉殿の13人』は伊藤祐親がTwitter上で株を上げていますが、まぁ自分は結末を知っていたし、そういうドラマになるだろうと思っていたので、最初から祐親の事は、素直になったら全てが崩れ去る人って見ていましたが。浅野和之さんの演技が毎度「いいなぁ、いいよなぁ。この複雑な感情表現が、全体から現れているよ」とか思ったりしたり。あとは源頼朝はようやく支持基盤の望みを把握できたようです。そんでもって、その事で孤独を感じる訳ですが、んで義経との出会いで号泣しますが、この先、現実主義者として成長していくと思うと、この義経との関係がこじれていくんですよね。

 次回以降は義時君の正念場ですねぇ。楽しみです。

 んで、題名に戻り・・・たぶん『ニキータ』系の映画です。

 

 成績は優秀だけど、家庭環境に問題があり、麻薬や酒で救いを得いてた女性が、父親の浮気を母親に告げた時、父親の「彼女は麻薬や酒で幻を見ていたんだ」という言い訳を母親が信じた事で家を出、陸軍に入隊。しかし不服従の性格が出て除隊。そこを非合法な暗殺稼業に勧誘されて・・・という主人公。

 腕利きで実績もあり、組織で評価されますが悪癖が一つ。殺す標的に、何故殺されるのか?と質問すること。知りすぎる事は危ういっていうのは、こういう裏稼業フィクションでは良く出てきて、案の定、組織の一部に問題視されます。

 半年に一度しか連絡を取らない家族との関係。妹と付き合っている元カレとの関係。父親のように接してくれた組織の先達。そして敵視する兄弟子である上司。なんかもう、やるせねぇなぁ・・・

 ラストもね、決して明るい未来は予想できないけれども、強く生きて欲しい・・・って思うけど、それすら残酷なエールな気もする。続編ができたら嬉しいけれども、しかしその物語が俗っぽくなるのも・・・という複雑な気持ち。

 こういうのが好きという自分も大概面倒くさい奴ですよねー。