pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

イラストで物語を感じる

 そんなコンセプトの本をポチッとナ、してしまったので、はい。

 

 アタクシは紙媒体派なので、購入したのはコレぢゃないのですが、雰囲気に惹かれてポチっとしました。詳しい説明はありません。どうやら悲劇的なトラブルの末に、ファンタジー空間に紛れ込んでしまったサムライの話です。最初の話が巡り巡ってサムライの過去と最後の話を結び付けている印象。視覚で感じる物語を読むのも時にはよいもの。

 

embroidery よしおか作品集

embroidery よしおか作品集

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 こちらもその路線。絵本形式なのですが、自分的には最前の本よりも解りやすい・・・いや想像しやすかったですかね。ただし込み入った事情は巻末の解説を読まないと判りませんけれども。作者は「あかずきん」と物語がお好きなようですが、それをイメージした作品は、ビジュアル的なものはそれにのっとっていますが、作品それ自体は真逆かな。狼があかずきんを捕食する、襲う立場ではなく、仕え守護する立場になっています。あかずきんは『ちゃん』ではなく『様』付で呼称すべき王女か女王か、って雰囲気。それがまた良い。

 

 シノビガミの表紙イラストでおなじみ・・・はTRPG関係者だけか・・・の七原しえさんや最前の本の著者、おくさんなどが参加されているイラスト本です。和風の、ホラーとファンタジーの狭間にあるような作風が多いです。個人的にヨ志ノリさんもこちらのカテゴリーに入るイラストを描いていらして、明るいファンタジー世界よりも、光と影、影の濃淡が著しい作品の方が自分は好きなようです。

 描かれているイラストも、どちらかというよ妖怪もの、八百の神々という物の怪と神の狭間にあるようなものが描かれていて、大変好みです。いろいろと細かいものがわきゃわきゃ描かれていながら全体としての統一感が保たれている、みたいな作風も好き。

 最近、歴史の研究物関係の本を読む事が多いので、時々イラスト主体の本にせっすると、緊張感がほどけますね・・・今読んでいるのが、第二次大戦中の戦術入門書だから、余計殺伐しているからね・・・ちなみに、現在進行のロシア・ウクライナ戦争のロシア軍・・・この戦術書に載っているソ連陸軍の後裔とは思えない作戦展開ですね。詳しい事は不明ですが、Twitterでつぶやいているもっと詳しい人たちの感想も、だいたいそんな感じ。北部から侵攻している部隊が一本道路しか使用していないなんて、行軍の基本さえ行っていないですぜ・・・どーなんっているんだろう?

 まぁ、その手の話題は後日にでも・・・