pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

眠くて仕方がない

 夜の睡魔は激しく、朝の寝起きも眠い・・・起きれないという訳でないのが、一層つらい感じ。眠いのに寝続ける事ができないっていうの、体感しないと判らないよねー。眠いのに、寝れるのに目覚める、目覚まし時計設定の一時間前って、なんかこう緊張感がありましてね・・・こういう一日は昼食後とか夕方に睡魔が襲い掛かってくるんですよ、はい。

 そんな愚痴はですね、録画した映画とか購入した円盤が二時間ものになると、午後十時ぐらいに父親が就寝してから見始めると日付変わるですよね。んでなんやかんやして自分が寝入るのが午前一時近く・・・起床は六時ですから睡眠時間五時間は・・・つらいと思うと映画や円盤を見るのは休日前という事になります。んが、幸運な事に今週は休日の予定がありましてね。見るのは更に伸びるです。致し方ない。

 まぁそんな平和な事で悩むのが幸運と思えるような、読み終わったものなど。

 

 『戦場のコックたち』を読み終わった前後に、この本が出ていたので文庫化されるのを、ずっと楽しみにしていました。んぢゃあ文庫版を載せろよってね。さーせん。

 舞台は戦時中から終戦直後のベルリン。ドイツ人ですが体制に逆らうような事をしてしまったが為に父は処刑され、母は自決。孤児となった主人公は片言でも英語を理解できる為に、米軍の酒保(みたいなところ)に就職できたのですが、米軍に限らず、ベルリンを占領している連合軍の連中ったらね、今現在のウクライナの人々に降伏すべきだという言う人には、是非とも体感して欲しい経験を下さる野郎どもでしてね。勝者+武器を携帯している+『俺たちは正義』と思っている連中の行為ったら、もう、地獄に落ちろって感じですよ。

 ナチスドイツがやらかした事を思えば当然とか言う奴は、やっぱり地獄に落ちろ、ですわな。それとこれとは違うのだから。戦争が終わった後も特権者として君臨する連中の醜い事といったらありゃしない。

 まぁそんな〇〇な、誰も彼も生き残るのに必死のベルリンで毒殺事件が発生し、どう見たって恣意的なソ連の将校が介入して、それの思惑なのか主人公は二日間の危険な旅に出ざるを得ない。そして過去の自分、それに関わった被害者、戦中ドイツの地獄な状況が物語られます。僅か手がかりを基にたどり着いたものは・・・ってな感じです。

 一応ハッピーエンドです。この物語に近い事実がウクライナで起こっているという事に思い馳せるというのもいいかも・・・

 

 架空の物語ですが、状況が現代の日本人みたいな人々が登場して、非常時にどのように振る舞うのか、それを問われているみたいな感じです。一冊仕上げるのに一年半ほどかけていらっしゃるので、このタイミングの発表は偶然なのでしょうが、やはり考えさせられる作品ですよねー。それはずっとそうなんですけれども。