pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

なんもない

 読み終わった本も見た映像作品もないので、てきとーに書きます。

 この夏、参院選挙らしいので、始まっちゃったら書けないから今のうちに書きたいことを書いてしまうと、政党には投票したくない。自分の視点から見ていると政治家稼業の八割がたは、会議に出席して居眠りして、濡れ手に粟で高給をとっている人にしか見えないし、「ウクライナ感謝しろ」とか「昭和天皇ヒトラームッソリーニと並べるとは何事だ」とか言い出すとんちきな人に過ぎない。「ウクライナ感謝しろ」なんて、何故ウクライナを支援するのか、その根本的な理由を理解していない事の暴露だし、後者に関しては抗議ではなく、どうして昭和天皇ヒトラーと並べる事が不自然なのか説明しろよ、とか言いたくなる(日本の全体主義は一人の独裁者によってもたらされた解りやすいものではなく、ノリというか同調圧というか、当時の日本社会全体が軍部や複数の政治家の煽動によってもたらしたとも言えるので、天皇一人の責任か、というと微妙な気もする。責任者の一人という感じ。それも全体主義への流れを変えられなかった責任者ってイメージ)

 政党に投票するというのは、そこに属する自分が投票したくないとんちきな人に投票してしまう事になるので、だから政党という大くくりなものに投票したくないです。

 最近思うのは、どうも自分が嫌いなのは権威主義者という奴で保守派ではないな、という事。命令だから、とか、皆がやっていから、とか理屈や損得を説明せずに道義や倫理に逃げて権威で自分を従わせようとする存在を拒否したい。そしてそういう存在は、どんな政党でも社会にも存在していて、名指しで一つの政党とかを非難して済む問題でもない。左派にも野党にも権威で他人を黙らせようという人間はゴロゴロいる。そういう人間には投票したくない。

 そんぢゃどうすればいいのか、と考えると、自分の考え方に似ていると判断した候補者個人に投票するより他ない。政党の看板だけで当選しようなんて考えている人間は排除したい。では候補者個人の考えはどうすれば解るのか・・・自身のHPを持っていて、政党の政策以外を書いている人間を見つけるぐらいしか方策がなく、Twitterとかで回ってくる政治家発言を注視する他ない。幸いTwitterって似たような傾向の発言が集まってくるので、そこから判断する事はできますが、国政に出る政治家の中に自分が支持したいと思える人の少ないこと・・・

 自分が最低ラインで判断するのは「表現の自由」を確保する。とりあえずこれを訴えている人には投票しようと決めています。権威主義者は発言を禁ずるところから始めてくると思うし、何より多様な物語を読むことが喜びの人間としては、倫理や正義を振りかざして規制してくる存在こそが忌むべきものであると思うので。都議とか都市部では結構おいでになるけど、地方ではそういう意識はやっぱり乏しいのかも知れない。それでも自分が望む最低ラインが「表現の自由」なのだから、それを公約する人々に投票するぐらいしか政治に参加する事はない。しかしそれで権威主義者の活動が阻害されると思うならば、それぐらいしかないですよね。

 自分が二十代の頃と比べるとオタクの市民権は大きくなったけれども、まだまだ異端視される存在だし、自分も果たしてオタクと名乗れるほどの知識量があるのか甚だ疑問なのですが、表現が規制された社会なんて窒息してしまうから、それがこないようにしていきたいものです。