pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

今夜の飲み会

 まだ、場所決まってないようです。どーすんのかねぇ。まぁ町内の人だから、なんとかするでしょう。知らんけど(これ便利やな

 読み終わった本・・・本・・・ないです。『中世は核家族だったのか』という本を読んでいる最中です。前近代は農業が基幹産業で、全人口の大半は農民なのですが、古代は大規模農業を行っていて、それが自然災害や疫病で飢饉が起こり人口が激減すると、変化してくると。古代は耕作者の意欲を削ぐようなシステムで(一年契約の耕作契約を農民個人の結んでいたようで、つまり来年も同じ田圃で耕しているとは限らない。だから、まぁ、来年以降の事を考えない耕作になるよね)、これが良くないとさすがに為政者も気づく訳で、荘園制になり土地所有が認められるようになるとかなんとか。そうなると夏稲、冬麦の二毛作とかやり始めて、地力回復の為に、大豆とか小豆とか、他の雑穀も育てたりすると。

 あと想像以上の農民は米を食べていない。特別な日、ハレの日以外は麦とか雑穀を食べていて、これは米が通貨の役割も担っていて、文字通り米の収穫は現金収入の意味があり、年貢を納めた以外は全部自家の現金収入。お金を食べる事はしない。まぁ麦、雑穀の値段が米に比べると安いというのもあります。たぶん食感が違うからですかね。自分は亡くなった父方の祖父さんが、お粥のアニさんみたいなものを要求していたせいで白米の飯に対する信仰心はないのですが(美味いとは思うけれども、それが無上の美味さとは特に思わない)、麦粒炊いたものと、米粒炊いたもの、どっちが食感がいいかと言えば、まぁ米だよね、とは思う。

 あと、後年の名主とは異なり、中世の名主の地位は不安定で、年貢を納める責任者なんですが、仲間内の足の引っ張り合いで簡単に失脚するようです。特に『盗犯』つまり盗みは現代の常識からすると遥かに重罪で、他人も所有物を奪うという行為をやったと、まぁ多くの人間に口裏合わせていわれると逃げるしかないね。

 ただそういう場合も他の集落に逃げてしまえば問われず、親戚筋を頼って逃れて、世代を超えて再起するというのも、ままあったようです。小百姓と名主はほぼ同じ階層というのも初めてしまった。あとは社会の上層は生存兄弟数が増えたけど、一般庶民はやはり死亡率が高く、女性の地位がのちの時代よりも高いというのも、生き残った子供の女ばかりの場合、それを差別なんてしている場合じゃない!!という事になる。

 そんな感じで書いていたらノルマの千字超えたので、今日はこの辺で~。