pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

冷夏気候だよね?

 自分が少年期から二十代の頃だと、東北で長雨が続くという事は気温があまり上がらない夏、冷夏と認識していたのですが、今年の夏、東北や北陸で長雨・・・豪雨傾向なのですけれども太平洋側の最高気温が三十℃以上を下回らないので、天気予報とかでも冷夏なんて言葉は使っていない気がします。

 こういうのも温暖化傾向と言うべきなんですかね。

 お盆休み前後で多くの漫画や新書を購入しまして、その感想を書かなきゃいけませんね。今日は漫画編です。

 

 『飯』要素の低い巻になりました。どちらかというと『ダンジョン主』?ダンジョン主になって思い通りの世界にしちゃいなYO!!と悪魔にささやかれる。それを少し実践しちゃう。でもライオスに「君は君が好きな料理だけを人に食べさせ続けるのか?それはいい事なのか」と説得されるという、あ、この辺は『ダンジョン飯』ですね。好きな料理を、それほど好きでもない人に押し付ける事を疑問、非難するって。

 しかしオチとしてはどうなるんでしょうね。その謎がある限り続刊を買う宿命にあるのです(なんぢゃそれ

 

 当たり前の話ですが妊娠、出産という行為は当事者だけの問題ではなく、周囲の家族、親族の問題であり慶事にしたい、しなければならない事で、こういう物語でよくある未成年の妊娠問題は、教育やら親子関係やら、金銭問題やらが如実に表れるものだなぁ、と思います。現在は個人が経済的に暮らしていける(豊かとは言わない)時代でして、夫婦にならなければ一人前と見なされない時代ではありませんが、だからこそシングルマザーの問題も増えるのかも知れません。母親にとって父親が不要と思われればそうなる。シングルマザーが子育てする環境って経済的裏付けがないと難しそう。家族という人的支援を金銭的に補う必要があるので。

 この漫画のエピソードは結果的に家族やパートナーが衝撃を乗り越え、助け合い、出産を歓迎する方向になっていきますけれども、では親族が乏しい、あるいは疎遠で孤立してしまう母親ならばどうなるのか?パートナーが人でなしでトラブルが生じ縁切りになったらどうなるのか?痛ましい結末しか想像できない。

 少子化を本気で憂うのならば、まず子を産みたいと思っている女性の環境を保証するところから始めないと意味がないです。家族が大事みたいに政府はアピールするけれども、家族を成している人たちは一体どれぐらいの割合なのか。もはや家族の支援を受けられない人々がどれぐらいいるのか(子を『宝』と見なさず、厄介者と考える中高老年者は、結構いると思う。そういう人たちは家族として母親を支援してくれない)

 そこから考えないと、たぶん少子化対策は、それこそ税金の無駄遣いになると思うなぁ・・・そんな事をぼんやり考えたりしたり(税金の無駄遣いって財務省が一番嫌がりそうな言葉だから、あえて使用してみた。まぁ大した影響なんてないだろうけど

 あ、この漫画でここまで書いてしまうとは・・・残りの漫画は後日に。