pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

来週あたり

 『鎌倉殿の13人』、来週あたり実朝グッバイになりそうですね。どうも実朝暗殺を教唆したのが義村と義時になりそうな気配。自分としては最近の説を採用していただいて、実朝期の鎌倉が一番理想的で、和気藹々と政務をこなしていたら、公暁による実朝暗殺が青天の霹靂のように起こり、大混乱になっていく、みたいな展開を期待していたのですが、そうならないようですね。ちょっとザンネン。

 メタ読みすると最終回は12/18だそうですから、12/4,11で承久の乱。11/27がその前段、みたいな展開になりそう。どーなるんでしょうね?

 この土日は夕飯の料理をしてました。特に土曜日は調理時間三時間ものの牛ホルモン煮込みと、玉ねぎとひき肉をチョコレート色になるまで中火で炒めるパスタソース・・・ソース?名前がジェノベーゼ・・・バジルぢゃないジェノゼーベは一杯あるのですねー・・・をこさえました。

 煮込みは、もうちょっと何とかしようと思う部分が多かったのですが、チョコレート色に炒めるものは、砂糖や醤油を使用していないのに、何故かすき焼きのような味わい。レシピの調味料は塩少々とかお好みで粉チーズとか、七味とか、ほんとに少量しか書かれていないので大丈夫かと思ったのですが、十分に炒った玉ねぎやひき肉の旨味が強く、塩はそれを引き立てるぐらいの役割しかしていない。凄いですねー。旨味だけでペンネが食えるとは。ただ問題は、そうなる為に三十分前後、中火で炒め続けなければならない。鍛えていない右腕でその時間連続して木へらを扱い続けるのは、なかなかのハードでした。

 たぶん食べたくなったらまたやるけど(え)。筋肉痛が怖くなかったら(震え

 そして読み終わったもの。

 

 著者の方がメソポタミア、特にシュメルの専門家なのですが、どう見てもこれは一般の人に興味を持ってもらう入り口のようなエッセイだよなーっと思って読みました。ご専門以外の歴史知識はアップデートされていないか、ゴシップ性が強いか、って感じ。まぁ元ネタが朝日カルチャーセンターの市民講座ですから、こんなもんかな、と。

 面白かったのは最終章で家畜の項目で何故か馬の事をメインに取り上げられていて、中東だと羊とか山羊とか、農業で重要な牛とかではないの?と思っていたら、どうもこの方、馬が、そして競馬がお好きで、時代的に女性が競馬場に行くと白い目で見られた頃に青年期を過ごされたせいか、定年退職されたらしい執筆時期は、時々馬を見たり、贔屓の馬を応援したり、馬券を買ったりして楽しんでいらっしゃるようです。

 こういうリラックスした著作を読むのも面白いものです。