pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

これってある意味、アンサー漫画?

 いや、春だったかにこの漫画の広告が叩かれていたから、この単行本に収められているのは、その後の時期に描かれたものだろうと思ったので。

 

 身も蓋もない言い方をすれば『ヒロインは胸の大きい女の子ばかりのラブコメ』と、一言で表現できてしまう作品なんですが、だから自分が購入している理由も、すばり「良く解らん」です。同人誌版から購入しているから、惰性もある事は否めない。まぁいちゃこらしている人々を眺めるのも嫌いぢゃないってのもあるかも知れません。妄想のたまものだし(ボソ

 この巻の内容は、新キャラの登場もさりながら、胸の大きい女性の苦労みたいなところが大きいかな。特にブラの問題で。身体で大きな部位を持っている人は男女問わずこの手の苦労がつきもので、衣服販売の端くれに属していると、何年に一度、二度は「巻き尺が足らぬ」というタイプの方に遭遇するものです。規格に合わないと別寸、つまりオーダーメイドしなきゃならない訳ですが、日々つかう下着でそれはキツいなぁ、とか思ったり。

 なんかね、こういう絵柄を「非実在存在への性的搾取」と言って非難する人が、時たま出てくるのですが、誰が被害にあっている訳でもなく、見る「アタシ」が不愉快だからヤメろ、という意味にしかとれん言葉で、なら見なきゃいいぢゃん、としか返せない。でもこの漫画は男の妄想だけでなく実際に胸の大きな女性の悩みも描くことで、実態を知らしめているとも言えます。こういう漫画とかないと、胸の大きな人の悩みって判らん。胸の大きな女性が自分から言う事なんて、まずないし、質問する事もはばかられる話題だし。

 んでも思春期に母親から教えてもらったような気もするな。そういう機会が全ての男性が持てるか?と言えばそういう訳でもないので、保健体育の授業で教えるべき内容を漫画が補完しているような気もします。たぶんに男の興味本位もありますが(あ

 まぁ物語の内容はテンプレだと思いますし、この漫画はそれでいいと思うし、これからもご自分の嗜好の赴くまま描いていただければいいんぢゃないかしらん、と思ったりしたり。

 あ、この漫画でこんなに書くことがあるとは思わなかったよ(失礼

 んである意味真逆の漫画。

 

 読み進めて違和感感じて、あ、この漫画の舞台は連載開始された2000年代なのだった、と思い返す。こちらはお能役者さんが主役の少女漫画ですが、特にマッチョとか肉体的なもの云々ではなく、どちらかというと人と人との関わりに関する物語です。しかし主人公、鈍感だなぁ。彼女がやきもきしている事に気づいていない(気づかないふりなのかどうなのか

 この漫画も息が長く続いています。成田さんの作品で最長になったのかしらん。好きな作家さんだし、お能の世界が垣間見れるな、と買い続けていますが、区切りとなるお能道成寺』の上演にまつわるエピソードが終わったら、どんな展開になるのかな?とか思ったりしたりしています。あ、嫉妬話だから主人公に彼女はやきもきしているのか(今更か