pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

見返してみる

 録画しておいた『鎌倉殿の13人』の後半、頼家が鎌倉殿になってからを昨夜から見返し始めました。二話分見て、もう梶原殿がグッバイですよ。早いですね。一晩に二話か三話分見れば年内には見終える事ができると計算。でもまぁ24日に散々見損ねた『キャッシュトラック』を録画してすぐに見たいから、計算通りにはいきませんがネ。

 加速度的に凄惨さが増していくドラマ展開は一気に見返してみるとより増すのではないかな、と思ったりしたり。そういえば義時の『地獄』っていっも政子が関わっているな。そういう意味では悪い姉なのかも。

 それきさておき、読み終わったもの。

 

 十数年ぶりの新刊出たと思ったら、トシォ、なんで死んでしまうん?君、登場人物の一番始めに並んでいるぢゃん。主人公かと思うぢゃん?

 この漫画で一番のお気に入りは、黒幕のゴールドスミスと君の元妻エノラなんぢゃよ。キレッキレのアクションで、ほとんど感性だけで動いていて、君にまだぞっこんなエノラがいいんですよ・・・なぁ、なんで死んでしまったん?「一人になってしまった気がする・・・」ってエノラ、呟いているんよ。可哀そうやないかい、エノラが(あ

 残されたのは頼りない日本出身の若造と少女のみ。この漫画、もしや全滅ものなんぢゃないかしらん・・・まぁ楽しいんだけど。

 次は何年後の発刊になるのかしらん。次回はエノラがもっと活躍するといいなぁ・・・

 

 アウトローものってくくりで一つ。前にも評伝を読んだ事があるのですが、その後に書かれた本なので新しい情報があると思って読みました。チェも女性関係の倫理的にはアレな部分があるよね。酷いもんだ・・・

 しかしそれ以外は純粋で理想主義で、つまり、まぁ隙があるよね、と。一国の主導者たりえたフィデル・カストロの闇にあたる部分が、あざといというか、汚いというか、まぁそういうもんだよね。チェ・ゲバラにはそれが希薄で(ないとは言わない)、良心的であろうとし、だからこそ失敗し命を落とす事になったのですよねー。

 こう言ってはなんですが、自分は右にも左にも共感しきれない人間で、チェ・ゲバラに対しても歴史的人物への関心以上のものがなく、醒めているのですが、先日の日本赤軍の方が刑期を終えて出所された時、やたらと喜ぶ人とかマスコミとかがいたのを思うと、チェ・ゲバラもああいう左のアイコンなんだよなぁ、と。そして亡くなってしまったからこれ以上汚れない、安心して崇める事のできるアイコンなのだと。

 彼らが活動していた時代から半世紀が過ぎたけれども、人を過酷な状況に追い詰めると過激化し、テロリストを増やしていく、という理屈が理解されて、人が追い詰められず生きていける環境を整える努力がなされているのかな?半世紀経過したのだから、それぐらいは進歩していて欲しいな、と思う次第。

 どーかな・・・