pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

月曜日は、ど家

 はい。今週の『ど家』もファンタジー要素マシマシでしたが、本田正信のキャラがいいですねぇ。この怪しげな感じが。彼は最期まであんな感じで出演してくれるだろう、なので楽しいですよ。三河一向一揆ではどんな事をやるのかな?ワクワク。

 そして忍びの者たち、今回は本領発揮でしたねぇ。鵜殿長照の自害、息子たちの投身自殺未遂が、前回の忍びたちが乱戦で全滅していく姿と対照的に描かれている感じがしましたね。武士は名誉、面子を重んじ、忍びの者たち傭兵は信用、契約による報酬を重んじるってところが。傭兵は信用できないって言われるけれども、裏切る理由ってだいたい雇用主の不払いだからなぁ・・・

 そんな感じでまだ来週も見ますよ。

 んでドラマよりもちょい先の事柄を書いた本。

 

 ちょい先と言いながら、ほぼほぼ家康くんの生涯の大半の時期なんですけれどもね。初めて知ったのは、東北地方って日本海側と太平洋側で、現在の秋田県岩手県以北は陸路ではほとんど隔絶されているみたいで海岸線沿いに、つまり海路でしか隣接していないみたいな状況のようです。そして秋田県岩手県以北と以南では政治的にも隔絶しているみたいな感じ。政治世界が異なっているのですかね。大崎家、葛西家の動向が良く解らないのですが、そっから南の地域は北関東とも絡み合っている・・・けれどもお互い姻戚関係なので決定的な破局には戦国末期までは至らなかったみたいです。姻戚同士、争う両者の間に入って仲裁していたみたいな。

 あとは佐竹氏を中心とする『東方之衆』の存在感が上杉謙信の影響力の縮小(関東での大敗)以降大きくなっていく様が良く解ります。ほんと上杉謙信にとって関東とのかかわりは飛躍であると同時に蹉跌であるって感じなんだよねー。あと「名将の言葉」「名将の評価」って言うのも相対的なもんだよね。口汚く罵りあうほど相手が厄介だと感じている、ともとれるかな。上杉謙信北条氏政を嫌いすぎて、武田家は次第に危機的状況になっていくもんな・・・武田、上杉、北条が三国同盟を結んでいたら、戦国史はどうなっていたかしらん。まぁ北条氏政はともかく、上杉謙信はあかんでしょうね。長年築いてきた(と思っている)関東の地歩、支持勢力を軒並み失っていた頃だから。でもそれは謙信君が信頼を失ったからだって事、たぶん彼は信じないだろうなぁ・・・(知っていても知らないふりするだろうからなぁ。

 あと、家康は、ほんとに運がいい男だよね。ほんとに・・・