pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

そんなに間が空いていたのか

 いや、この漫画が続巻が出るのが時間かかっているなぁとは思っていましたが、まさかタイトルそのままで掲載誌どころか出版社まで変わっていたとはね。

 

 少年誌に変わった影響なのかな。前巻、えらく戦隊ヒーローものっぽい敵役が出てきたなぁ・・・も、やめるか?(あ)と感じたのは。しかし今回の展開は安心しました。気球から爆撃して重騎兵隊を撃破は「そんなに上手くいくか?」とは思ったけれども、それ以外は、まぁ納得できる戦術でしたし。援軍がくるって言うても簡単ぢゃないしね。

 次巻の展開も楽しみですが・・・でも個人的にはこっちの方が好みかなぁ・・・

 

 たぶん架空の人物だと思いますけれども、第一次大戦中のドイツ軍。窮乏する食料事情を改善すべく奮闘する変人少佐と若い腕はいいけど、ちょっとアレな料理人(軍属)の話です。しかしこの頃はまだ良い食事を求めるのは甘え、みたいな考え方があるみたいですね・・・というか、他人に対する余裕が失われるという事は、敗戦濃厚という感じなんですけれども・・・そういった意味では、他人に対して甘えを強調して批判する人間は余裕を失った敗北者って事なのかしらん・・・気を付けよう・・・

 命をかける人間には気持ちよーく、命をかけてもらわないといけないという冷徹な判断がある訳ですが、しかし精神的に満足した状態の人間の方がミスが減り、ミスが減れば生き残る確率も増える訳なので、結果的に訓練された人材を失わなくてすむ訳ですから、合理的と言えるかな?

 そうか、ブラック企業って経営的に敗北している会社の事なんだな、と思ったりする。

 次巻も楽しみです。そして今回購入して一番楽しみにしていた漫画、と言えるかな。

 

 オスマン帝国っぽい世界帝国の後宮を舞台にした、まぁ艶聞ギャグマンガですかね。エロ漫画でこういう話を描けばいいのにとか思うのですよ。ハーレムものが多いのだから、エロシーン+陰謀物とかって。あ、でもエロ漫画のお作法的に陰謀部分がつくりこまれないか・・・この漫画もまだ陰謀部分は可愛いものですので、どちらかというと閨房術の達人である遊び人・・・実は皇族籍を追放されていた皇族だった・・・が帝国を牛耳る大宰相一族によって傀儡皇帝として迎えられ、その後宮を管理している、大宰相の孫にあたる妹から刺客のように美姫をあてがわれて、逆にメロメロにするという展開。

 面白いのが後宮に行く前、花街で売春稼業の女性たちを梯子していたけれども、相手の女性からは迷惑がられていた、と。何故かというと、売春稼業の女性たちは最小の労力でお客を気持ちよくさせる事が商売であって、自分が気持ちよくなったら商売にならないのですよ。つまり能力の持ち腐れっぽい。

 ところが後宮の女性たちは世界各地の有力者出身で、皇帝の子を産む事を目的としていない女性だと、そこまですれっからしていない。つまり初心なので、というか一巻に登場した女性たちは相手に恵まれなかった人たちばかりなので、主人公に気持ちよくされて感激しているという。まぁ後宮の主が主人公より年下だし、男女関係について一側面の考え方しかないようなので仕方ない・・・つまり主人公が後宮の過半を牛耳るのは時間の問題っぽいのですよね。二巻以降でどういう障害が登場するかですかねぇ。というか、即位シーンで『最後の皇帝』って書かれているから、帝国そのものは解体してしまうのでしょうけれどもね。

 なんか力づくで女性を自分に従わせるタイプのハーレムものって好きになれなかったので、こういうタイプで陰謀劇も描かれたらいいなぁと思いました。