pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

好奇心からです

 以前から、自分が好きなアニメとか漫画とかに影響を与えている、とは聞いていたのですが、1980年代の作品だし、機会があれば見る、でいいかなぁ、と思っていたらWOWOWで放映していたので録画して見ました。

 

 ええっと、シナリオとかストーリーに関してはツッコミどころもあるのですが、「なーんか見た事ある構図だなぁ」と思うシーンが結構見つかりまして、「あ、ここ『LAコンフィデンシャル』が似たシーン入れていたよな?」とか、この映画からパク・・・リスペクトした作家って多いのかも知れない、と思いました。

 映画そのものはチョウ・ユンファが演じたキャラにつきますかね。『ブラックラグーン』のチャンさんは、性格以外の外見はまんまだし。愛嬌があって向こうっ気が強く、義理に厚くて度胸が良くて鉄火場では頼りになる。このマーク(第一作で死んでいてて、二作目は双子の弟としてでてる)というキャラクターがこの映画の全てですかねぇ。

 自分は『カウボーイビバップ』がパク・・・リスペクトしたシーンを探していたのですが、解ったのは「鉄火場での黒いロングコート」「修羅場で左腕を撃たれて、血が伝う様がコートの裾から見える」「両手拳銃での真っ向からの撃ち合い」「互いの得物が相手の足元に転がったので、それを相手に譲り渡してから撃ち合う」ぐらいでしたかね。

 チョウ・ユンファの演じたキャラ以外では二作目で、それこそチョウ・ユンファと武器を譲り渡してから撃ち合うを演じた、最期まで一言もセリフを言わなかった敵ボスの用心棒・・・みたいな人。サングラスをかけて無表情で、ラスボスの策略の重要な部分をいつも担っていて、仕事をきっちりこなす。しかしどうも金の為、という訳ではなかったようで、ラスボスが撤退時に「お前の取り分だ」と札束を渡すのですが、それを放置して主人公たちとの戦いに身を投じ、前述のシーンを演じて果てる。

 シナリオが何も教えてくれないのでアレなんですけれども、もしもマークが一作目で死んでおらず、二作目も出ていたらマークをライバル視していた男して設定するとおさまりがいいのかしらん、と思ったりしました。

 一作目と二作目はジョン・ウーが監督してますけど、白い鳩と演出はなかったなぁ。あれはハリウッドで始めたのかな?

 なーんか時代を感じさせる映画シリーズでしたね・・・三作目の中ボスを演じる時任三郎さんが、幼いと見えるほど若かった!!そんなところもね。