pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

花粉で鼻が不安定

 くしゃみと鼻水が不連続に発生しまする。調子がいいなぁ、と思っていると不意に襲ってくる感じ。やーめーてー。そんな事を書きながら読んだ漫画を連続あげあげ。

 

 表紙の能天気・・・いや、ポジティヴ思考の王子が、隣国のお姫様に会いに行く・・・というだけの話でない事は一巻て分かっていましたが、お姫様、すげえな。時間の経過とともにお姫様の国は強大になり、求婚者が列をなす。これ、なにがどうなったんだろう?この巻のほとんどはポジティヴ王子に優等生親友がこじらせちゃって二人の軋轢・・・にもなっていないか。ポジティヴ王子はまったく変わらないもの。つまり優等生の苦悩と解決に当てられているのでアレなんですけれどもね。

 贔屓にしている路面店で一冊しか入荷していないのを知って、少し悲しかった。運よく買えてよかったー。

 

 この本は自分が書店に行ったときはなかったです。保健体育の補助教材に使えそうな漫画なのに。今回はいきつくところ、出産に関する事でしたかね。少子化を問題視している昨今ですが、出産が命がけであるという事情は忘れがちであり、妊婦にとっては「死んだ方がマシ」という激痛さえともなう行為で、そんな苦労は子育てでも継続され、未婚半世紀生存者は端から見た感想なんですけれども、既に子育てはそれが趣味として喜びを感じる、言うなれば「出産、育児オタク」のような人でなければ尻込みしてしまう行為になってしまっているように思えます。あ、あたしゃ子供で遊ぶのが好きで、子供の相手をするのは苦にならない質ですが、女性との関係を進展できない感じなんですけれどもね。だから子供が可愛い事も知っているし(従弟、従姉妹が父方母方合わせて十人以上はいたし、父方祖母が認知症になる前は親戚が何人も子連れでうちに来ていたので、そういう子たちの相手をしておりました)、自分の残り寿命を希望期間から逆算すると、そろそろ子育て限界年齢だよなぁ、とは思っていますけれども、それでもね、まぁね・・・(なんだよ

 日本の少子化対策って上っ面だけしか撫ぜていない気がするのは、夫婦に子供を産み育てようという前向きな気持ちを削ぐような報道や行為が横行していて、子供を産んだ女性が社会から孤立がちになる事を放置気味している気がするのです。もはや親戚など血のつながった他人であり、それを積極的に援助してくれる存在ではないと、そういう性善説に基づく期待は捨てた方がいいと思うし(だから助けてくれる人のありがたみはこの上なく感じられる)、それを前提に法整備したりシステムを構築する事は不十分な気がします。地域全体で妊婦や子育て世帯を助ける自治体は人口増加の傾向にあるといいますし、全ての自治体でそれを行うのは現実的ではないと思うから、都市郊外の自治体でそういう動きが広がればいいと思うのです。都市部は・・・ちょっと危険かも知れぬと思うなり。

 この手の漫画、書店にならんで気軽に読めるようになったら、また事態も変わるのかなぁ。あ、二冊しか書けなかった。また明日書きます。