pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

シラノ

 『シラノ・ド・ベルジュラック』の話は、まあなんとなーく理解していたのですが、でも原作も映像作品も演劇もちゃんと見た事なかったので、WOWOWでやっていたから録画して見てみました。

 

 シラノ役にピーター・ディンクレイジさんを配するというのが肝ですね。というよりも、ピーターさんが出てるから見たというべき!!確か原作では大きな鼻ゆえに醜怪とされたシラノ。それを小人症のこの方を起用する事で、マイルドだけど解りやすい形で表現しています。そして・・・ミュージカル化したものを映画にしているので、華やかで解りやすいけれども・・・ピーターさん、すげえな!!まぁハリウッド俳優は歌と踊りを基本芸能として習得していないと、看板俳優できないような感じですネ。

 自分のイメージではシラノって劇作家だと思っていたのですが、それを匂わせるのは冒頭の登場シーンのみで、あとは兵営とかアドバイスとか求婚とか、そんな感じ。冒頭の決闘シーンで従者を殺されたロクサーヌへの求婚者である公爵との確執が、アクションで繰り返されるかと思いましたが、より陰険な形で復讐してきて、これは原作に忠実な部分なのかしらん。

 物語の展開は原作に近いラストなんでしょうね、たぶん。そっかぁ。なるほど~。まぁこれで古典作品に触れる事ができましたわい。

 

 図書館で借りたのは文庫版ぢゃないのですが、まぁいいか。とある地方都市でバブル期に計画され、その後のバブル崩壊で中止されそうになった図書館分館。その地方に古くからいる大地主が土地を提供してくれたので(貸してくれたので)、なんとか立てられましたが不便な立地のせいで閑古鳥が鳴いている・・・そんな図書館に勤める人々の奮闘やら謎解きやらのお話です。日常の謎解きって感じ。

 今借りている本はだいたいそういうミステリー小説ばかりなのですが、読み終わってもあんまり感想が思いつかなかったのですよ。ピンとこなかった。しかしこれを日記に書こうと思ったのは、短編連作のようにしていながら最終話でいい感じにタイトル回収されているところが好きだったので。

 そっかレンゲソウって雑草ではなく、生花として商品にされる前提でもなく、休耕地で育てて地力回復の為に育てるものなんですねー。初めて知りました。という事はレンゲソウを育てていたら、次の季節は田圃とかになるって事なんですかねぇ。

 そんなところも面白かったです。